★MISSION IMPOSSIBLE(File.400000 黄金三角関係)
『サガのできそこないよ、獅子が行方不明じゃ』
ああ、奴なら死んだぞじーさん。
『ほうほう、またお前が係わっておるのか。まったころくな事をしでかさぬのぅ』
ぐぉらぁぁぁぁぁ!俺様は関係ねぇぇえぞぉぉ!!
俺は無実を証明するためにその場で報告書を書いてやった。
多分6日くらい前、俺がいつも通り白羊宮でおやつを食ってると鷲座の女がきた。たしか魔鈴とかいったよな。
魔鈴は聖衣ボックス背負ってやってきたので、聖衣の修復か点検だろう。
ぬかりなく土産持参だ。土産のケーキを受け取ったムウは上機嫌で魔鈴に聖衣のどこが悪いのか話を聞いた。
が、魔鈴は俺たちのほうにチラっと仮面を向けるとムウに耳打ちした。「ここじゃちょっと話せない」
馬鹿め、お前の声など黄金聖闘士の俺には丸聞こえだ!←海闘士である
ムウが魔鈴をつれて工房へ行くと、俺と貴鬼とミロは小宇宙を研ぎ澄まして盗聴した。←いつから蠍がおったのじゃ?
「改造は受け付けておりませんが」
「じゃぁ、さっきのケーキ返してもらおうか。女神もびっくりするほど美味いケーキなのになぁ〜。せっかく朝の4時から星矢を並ばせて買ってきたのに、いいのかい?」
じーさんの予想通りムウはあっけなく買収された。←白銀ごときに買収されるでない
ここまでは、まぁよくある話なんだが、その先がすごかった。←ムウはいつもやっておるのか!
「な!なんですかこれは!!」
「は、恥ずかしいだろ!!そんなに驚かなくてもいいだろう!」
恥ずかしい?恥ずかしいことを中でしてるのか?!
「これはまた、随分とやわらかいのですね……」
「そんな触るなよ!」
触ってるのか?!どこだ?!てかあの女、尻も胸も硬そうなんだが、てことは、柔らかいおマタの中とか?!ムウと魔鈴は工房でしっぽりヌレヌレうっふんあっはんか?!←ありえぬ
「俺、アイオリア呼んでくる!呼ぶしかない!!」
ミロはそう言って光速で白羊宮を出て行った。すばらしい友情だな。←その前にムウをとめよ
ミロが出て行ってもムウと魔鈴の怪しい会話は続いていた。
「だからそんなに見るなっていってんだろ!恥ずかしいんだよ!」
「おや、あなたでもそんな風に思うのですねぇ。かわいらしいじゃないですか」
かわいい?胸のサイズか?それとももう素顔をみちゃってるのか?
「ひっぱるんじゃないよ!」
どこを引っ張ってるんだ!!乳首か?マタか?!←下劣なことを考えるでない
「のばしてもきれいなものですね」
何をのばしてるんだ!?ぅおお、気になるぞ!
ミロが真っ青な顔をしたアイオリアを無理やり連れてきた。
「お、俺には関係ないだろう……」
「ついてきたくせに何いってんだよ!で、どーなったよ?」
ミロの質問に俺はムウと魔鈴が中で恥ずかしいことをしていると説明してやった。
アイオリアは白目で硬直してしまった。
さっさとガバっとズボっとヤっちまわないからムウに寝取られるのだ、バカめ。俺とミロと貴鬼は石になってるアイオリアを無視して更に盗聴を続けた。
「ふむ……股に食い込みますがいいのですか?」
「いいよ、そのつもりできたんだから」
「痛いですよ……?」
「覚悟の上さ」
挿入!!挿入だ挿入!!ズボっと入れてドビュっと中出ししてしまえ!
「まったく、仕方ないですね。シャイナには内緒ですよ」
「当然だろ、シャイナにバレちゃ困るんだ」
ぬけがけして黄金聖闘士としっぽりズっぽりかよ!
いいぞ!いいぞ!!もっとヤれ!!「おい、アイオリア〜。止めに入らなくていいのか、魔鈴もうムウに挿入される寸前だぞ」
一応ミロが声をかけたが、アイオリアは既に崩壊寸前だ。金魚みたいに口をパクパクさせている。
「じゃあ、よろしく頼むよ。私の女が上がるかどうかはあんたにかかってるんだからね!」
ムウはあげチンなのか?!いや、さげチンだろ、どう見ても。←あげ尻じゃ
いよいよ本番だ!が、聞こえたのはカツカツというハイヒールの音だ?!は?もう終わりか?
俺たちはすぐさま工房のドアの前から飛び退いたが、ダメネコは呆然とつったったままだ。「あれ?アイオリア??何やってんだい?」
それは俺たちの台詞だ!ムウとナニやってたんだ、ゴラァァァ!?
平然と出てきた魔鈴とムウにアイオリアはガクガク震えて「な、なんでもない……」
と、兄貴の真似をして走って白羊宮から出て行ったが、外からドカーン、スドーンとでっかい音がした。
あとで双児宮に帰ったときに気付いたんだが、白羊宮の柱や十二宮の階段にある柱にアイオリアと思われる人型が付いていた。
涙で前が見えずぶつかったと見える。
次の日
あまりにもアイオリアが不憫なので俺とミロは魔鈴のことを忘れさせてやろうと、ムウと魔鈴ができてる証拠を探しすことにした。←破滅を手伝ってどうする
ムウが金牛宮に出かけたのを見計らってサガ入れだ!←ガサ入れであろう
まずは寝室。
何もナシ。ベッドの上に熊のぬいぐるみが乗ってるだけだ。
エロ本もエロビデオも何もない。
クローゼットの中に入ってた箱にはエロイ服が入ってたが、全部男サイズだ。じーさんが押し付けたと物と思われる。←ムウに似合うのじゃ次に台所。
冷蔵庫の中には杏仁豆腐が入ってた。うまい!←勝手に食うでない次に工房。←最初に工房へいかぬか
鷲座の聖衣の箱が置いてあったが、他には何もない。
魔鈴の陰毛が落ちていないか、俺が床をじっくり探しているとミロが奇声をあげた。すごいぞ大発見だ!!
工房の机の作業箱?引き出し?みたいな木の箱の中からミロがパンティーとブラジャーを発見したのだ!!
間違いない!これは魔鈴のだ!!
俺たちは動かぬ証拠をじっくり観察した。
白いレースのくっついた下着だ。あの暴力女がこんな下着を着けるとは……これは勝負パンツというやつだな!
やっぱりムウが本命か!!教皇からムウを寝とろうとは、大胆不敵な女だ。←無理じゃ「なんかこのブラジャー……新品じゃん。それに、なんか変くさい?」
ブラジャーのにおいをクンクンかいでミロが俺にそれを投げた。←みっともないマネをするでない
確かになんか分厚いぞ、このブラジャー。じーさんはブラジャーなんか見たことないだろうから知らないと思うが、普通のものよりも下のほうが厚いのだ。
それにパンティーも履いた形跡がない。←見ただけで分かるのか?なるほど、昨日は俺たちに気付いて下着プレイを中断したんだな。
で、また次回にねってことで置いて帰ったわけか。証拠をつかんだ俺たちは、さっそく獅子宮へでかけた。