MISSION IMPOSSIBLE(File NO.555555  教祖誕生)

 

弟子たち全員、本当に処女宮から出て行ってインドに帰った。
ということで、処女宮にはシャカしかいなくなったので、これからホモの千日戦争か?

しかし、ムウが陰毛をもっているということは、これから二人でホモホモか。
はふっ、たまには俺への礼に女×女とかの調査させてくれないか?←毎日サガの調査をさせてやっているではないか

これからムウとシャカのホモ場が始まるので、俺は撤退することにした。←しっかり調査せよ

念のため、処女宮に戻ったムウの様子を覗いてから,帰ることにした。
ちゃんと報告しないとじーさんにグチグチ言われるからな。←そのとおり

だが、ムウとシャカはやってなかった。
ムウは処女宮の入口の柱の影に隠れて、クッキーを食っていた。←行儀が悪い

どういうことだ?

俺はシャカに気配を悟られないように、こっそりムウに近寄った。

『だから言ったではありませんか。放置プレイです』

はぁ?

『シャカは、いつも身の回りの世話は弟子がやっていますからね。その弟子がいなくなったら、どうなるか楽しいじゃありませんか』

ふふふっとムウがキモイ笑いを浮かべた。←ムウはかわゆい

なるほど、そういう放置プレイなわけか。俺はてっきり、ケツにバイブいれて、チ●とか手足縛って転がしておくのかと思った。←ほうほう、そういうのが好きなのか

俺はシャカの様子をこっそり見た。が、シャカは弟子達がいなくなったのも気がつかないくらい、熟睡していた。

シャカの場合、普段から何もしないで寝てるだけだから、放置プレイって意味ないんじゃないか?

『甘いですね』

ムウがすかして笑った。
別にシャカになんて興味ないから。

『ていうか、お前、シャカのどんなこと知ってんの?』

『全てです。尻の穴から、尿道の中まで』

にょ、尿道!?!?!?
じーさん、変態がここにいます!!どうにかしろっ!←よいではないか
こいつら、殺し合いしいてみたり、尿道とか見せ合ったり、まじでやばすぎる。

俺が唖然としていると、シャカが蓮の上で動いた。

『アゴラ、来るのだ!』

もちろんアゴラは来るわけない。さっきムウに追い出されたからな。

『シヴァ、来るのだ!』

以下同文。←略すな

しばらくすると、慌ててアゴラとシヴァが階段をあがってきた。どうやらシャカの電波を受信したらしい。

『何用です』

教祖ムウがどぉぉんとその前に立ちはだかった。

『いま、おシャカさまが……』

『気のせいです』

そりゃ無茶だろう、ムウ。こいつらは、シャカの電波を誰よりも受信できるんじゃないのか?
こんなアニメみたいな格好してシャカを崇拝する奴らに、誤受信なんてありえないとおもうが。←アニメのキャラであるから仕方あるまい
あっ、誤受信したから、シャカ信者になっちまったのか。←弟子である

『おシャカさまは、今、瞑想中です。これより他者の入室を禁ずるということです』

『では、貴方は何をやってるのですか!』

アゴラがムウに食ってかかった。シヴァとかいうのは、俺を思いっきりにらんでるし。

『私達はここで結界をはり、おシャカさまをお守りしているのです』

はぁ?
俺は思わずムウを見てしまった。
シャカを守る必要なんてないだろうが。むしろアゴラとシヴァが、シャカをムウから守ったほうがいいんじゃないか?

『まぁ、なんということでしょう。今まであなた達は一体何をしていたのですか』

地に額をこすりつけ、シャカを拝んでたんじゃないのか?←そのとおり

『おシャカさまは今、聖域を守るために一人で戦っているのです』

はぁ?
俺も濃い弟子も目が点になった。

『今、聖域には各国の諜報機関からの電磁波攻撃を受けています。その電磁波をシャカの電波で防いでいるのです。しかし、そのシャカを狙って各機関が、シャカに痴漢攻撃や失禁攻撃をしかけているのです。ですから、私達はシャカを痴漢攻撃から守るためにここで座って、小宇宙を燃やしているのです』

なんかどこかで聞いたことあるような、ないような内容だな。ここはシャカ電波研究所か?

『お前達を処女宮から遠ざけたのも、痴漢攻撃に苦しむおシャカさまの姿を見せたくないためです。お前達に、おシャカさまが痴漢攻撃で悶え、喘ぎ、そして失禁する様を見せるわけにはいきませんからね』

痴漢攻撃から守ってたんじゃなかったのかよ。シャカ痴漢攻撃されまくり?

『なんですか、その痴漢攻撃というのは』

シヴァがオドオドしながら聞いた。
多分、ムウはシヴァにヤバイ奴認定されたに違いない。ていうか、俺もムウはかなりヤバイ所までいっちゃってると思う。
きっとじーさんに掘られすぎて、おかしくなったんだな。←ムウはかわゆい

『痴漢攻撃は痴漢攻撃です。シャカにディープキスをしたり、片方だけ出ている乳首を摘まんでひっぱったり、袈裟の上から乳首を弄って、くっきり浮き上がったのをさらに噛んでみたり、シャカのあそこを思いっきり握ったり、尻にいろんなものをいれたりです』

それって思いっきりムウがやりたいことだと思うのは、気のせいじゃないよな。
というか、痴漢攻撃してるの、ムウ本人だろうが。←そうであろうな

だがアゴラとシヴァは愕然となったらしい。まぁ、こいつらにしてみれば、アテナがエロエロ攻撃されているのを俺たちが知らず黙ってみているようなものだしな。
驚くのも無理ないか。

『ですから、この教祖ムウとカノンでシャカを守っているのです、さっさと立ち去りなさい』

『アゴラ!シヴァ!!来るのだ』

処女宮からシャカの声が響いた。
ムウピンチ!

もともと思いっきり信じてなかったアゴラとシヴァが、ムウを白い目で見た。

『おシャカさまがわれわれを呼んでおります、アリエスさま。どうぞ通してください』

『アリエスさまではありません。私は教祖です。ああ、あなた達もついにスカラー波にやられてしまったのですね。これはスカラー波による幻聴です』

ムウは一応多分聖闘士相手に、幻聴って言い切りやがった。
まじでアホだ。アホすぎる。
だが思いっきり信用されていなかった。

『アリエスさま、病院でしたらきっとお隣にいらっしゃいますジェミニさまが紹介してくれます。是非病院にいかれては』

俺が思わず噴出すと、ムウが俺のことをにらみつけた。
これが笑わずにいられるか。
下っ端相手に、病気だといわれて、病院いけって言われる黄金聖闘士が、この世の中に兄貴以外にいるとはな!!←無礼な弟子じゃ

『どうして、おシャカさまが自分の陰毛を私にくれたと思いますか?』

勝手に毟り取ったの間違いだろう。

『考えてみなさい。あのおシャカさまが軽々しい気持ちで陰毛を私に渡すと思っているのですか?この陰毛を渡すにあたってのおシャカさまの屈辱的な気持ちを考えたら、おシャカさまにどれだけの覚悟があるか、おシャカさまの弟子なら分かるはず』

『うっ……それは、確かに』

やっぱりシャカの弟子はシャカの弟子だった。
電波に対する感受性強すぎる。
すっかり麻呂電波にやられて、思い切りムウの言うことを信用しはじめた。

『では立ち去りなさい。おシャカさまはあなた達に、己が痴漢攻撃にあい、戦っている醜い姿を見られたくないのです』

『分かりました……。ですが、くれぐれもおシャカさまを頼みます。あの方は、われわれがいなければ何も出来ない方なのです。朝、夕のお食事はカレーを、つねに処女宮は香を炊き、おシャカさまの周りは清潔にお保ち下さい』

地に額をこすりつけたアゴラとシヴァは滝涙を流した。
シャカて子供、いや、ミロ以下か?
まさか弟子がいないと飯も食えないとは。←いかんのう

『全てこのムウとカノンに任せなさい』

俺も?また俺もムウの一味に勝手に入れられてるのかよ。
俺はシャカの面倒なんてみないからな。

麻呂電波を受信した弟子二人は、納得して階段を下りていった。
ムウは本当に教祖の才能があるらしい。というか、口八丁手八丁といったほうがいいか。

俺はいいことを考え付いて、慌てて弟子達を追った。

そこら辺に転がっている壷を、シャカのありがたい壷として7000ユーロの所今回は大幅にプライスダウンして700ユーロで売りつけたのだ。←大馬鹿者!

マジ売れた!!

弟子チョロ!

今日はアテネ市内まで飲みに行くの決定っ!!!


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