★MISSION IMPOSSIBLE(File NO.565656 牛食う山羊もすきずき)
シュラが連れて行かれたのは、もちろん金牛宮だ。
俺は金牛宮の天井裏に忍び込んだ。
金牛宮では、ちょうどアルデバランとムウが三時のおやつのチョコバナナを食っていた。←何故にムウが金牛宮へおるのじゃ!?
『あっ、ムウが来ていたのか。そりゃ邪魔しちゃ悪いな、さぁ、帰ろう』
ムウを見て、シュラが踵を返そうとしたが、そうは問屋が卸さなかった。
『ムウ。シュラがアルデバランを貸して欲しいって』
ミロがヘラヘラ笑いながら言うと、ムウが首をかしげた。
『シュラがアルデバランをやりたいってさ。だからアルデバランの尻を貸してもらえんか?』←なぜムウに断らねばならんおじゃ
アイオロスの言葉にムウの目が麻呂眉みたいになった。
『はっはっはっはっ!シュラ、そのギャグは楽しいですよ!』
掘られる本人が腹を抱えて笑った。
アルデバランも大した自信だな。だがきっと、■■が許しちゃくれないだろうな。アルデバランとラブラブだからな。←名を伏せるな!
『アルデバラン。シュラが掘りたいそうです。どうしますか?』
どうしますって、■■……。←伏せるな!
俺はビックリして腰が抜けそうになった。なんとアルデバランがいきなりシュラに尻を向けたのだ。『そうですか。じゃぁ、さっさとやっちゃってください、シュラ』
俺は耳を疑った。
え? アルデバランって受けなの?まじで?『シュラ、頑張ってくださいね。アルデバランの感じるところは、ペニスと腋腹です』
■■がシュラに囁いて、部屋を出て行った。そりゃ男は全員チ●が感じるだろう。←名を伏せるな!
『さぁ、そういうことだ。頑張れよ、シュラ』
アイオロスとデスマスクとミロもシュラを解放して、部屋を出て行った。
シュラとアルデバランが二人きりになった。いよいよ、シュラが神になる瞬間だ。なんて思ったら、シュラがいきなりドアに走りだした。
もしかして逃げようという魂胆か?その後ろで、アルデバランが尻を突き出しフリフリと振った。
キモイ、まじでこいつ受けなのか?
ということは、本当はムウアルデバランだったりするのか?←ありえぬ『どうしたんですか、シュラ?さぁ、やりましょう』
『冗談だろう?』
『だってわざわざ私を掘りにきてくれたんでしょう?いいですよ、どうぞ』
アルデバランが尻を振ると、シュラの顔は真っ青になって震えた。
これじゃどっちがどっちを襲おうとしているのか、分からんな。『や、まてまて。落ち着いて話あおう、アルデバラン』
『私は落ち着いてますよ、シュラ。さぁ、身体で話あいましょう。』
アルデバランがまたフリフリケツを振った。キショイ。だが、迫られているシュラはもっと気持ち悪かったらしい。今にも吐きそうに、顔が真っ青だった。
シュラがドアを叩き始めた。
勝負あったな。
シュラの負けだ。最初から、ムウでも襲っておけばよかったんだ。馬鹿な男だ。←ムウを襲うなど1兆年早い
シュラはドアを開けて逃げた。
だが、当然ドアの前で様子を伺っていたアイオロスやムウに捕まった。
『神になれ。シュラ』
ミロが言った。
『アルデバランの性感帯は腋ですよ。ちょっと触ってやれば簡単です』
■■が言った。←伏せるな!
『お前、尻尾を巻いて逃げるのか?』
デスマスクが言った。
『男としてみとめん』
アイオリアも言った。
他にもミロとかカミュとかもいろいろ馬鹿にしていた。←しっかり書きとめよ終いには、ミロが、
『嘘つき!!女神の聖闘士が嘘ついていいのかよ!』
と言った。そしたらシュラがまた切れた。単純だな。
『ちょっと準備をしてくるだ。すぐ戻るっ!!!』
シュラはアイオロス達をかき分けて、光速で逃げていった。
これで完璧にシュラはチキン決定だ。絶倫山羊から、ダメ山羊に降格。シュラがいなくならると、デスマスクが腹を抱えて笑い出した。よっぽど嬉しいらしい。
『一体何を考えているんですかね、シュラは?』
アルデバランも笑ったが、皆首をかしげたので、俺は天井裏から一度出て、偶然を装って金牛宮に入った。んでもって、事情を説明してやろうと輪の中に入った途端、シュラが戻ってきた。
『ごら、アルデバラン。今からやるぞ!!来いっ!!!!』
シュラはそういって、いきなりアルデバランの手を取ると寝室へと連れ込んだ。
俺たちが唖然としていると、寝室から悲鳴が聞こえた。俺はいの一番で、寝室へ向かった。
なんと、寝室ではアルデバランがシュラに犯されようとしていた。←ほうほう
しかも、アルデバランの服がずたずたに引き裂かれていた。もしかしてエクスかリバー使ったのか??
『尻を出せ、アルデバラン』
シュラが言った。まじか?一体、どういう風の吹き回しなんだ、シュラの奴。
しかもエクスかリバーを振り下ろして、アルデバランのパンツまでずたずたにしやがった。
まじでアルデバランをやるのか?この短時間に一体何があったんだ?
ああああああああ!!!
俺はシュラの目が赤いことに気がついた。まさか、双児宮で兄貴に幻朧魔皇拳をかけてもらったのか?そうまでして、アルデバンを掘りたいのか。じゃなくて、面子を守りたいのか。←情けない
『ちょっと待ってください、シュラ。冗談でしょう?』
『俺はやるといったら、やる。男に二言はない!』
『わ、私の尻は無理ですよ』
今度は、さっきまで余裕ぶっかましていたアルデバランが、ガクガク震えて部屋の角で小さくなった。
やっぱりさっきの余裕は、絶対に掘らないだろうという自信から来るものだったらしい。←馬鹿めにしても、アルデバランも本当に情けない奴だな。もしかしてちびったりしてんじゃないのか?
『わわわ、私の尻には座薬しか入れたことないんです、勘弁してくださいシュラ』
『問答無用っ、いくぞアルデバラン!!』
シュラがズボンを脱いだ。
まじか?まじでやるのか?本当に?冗談だろう?
俺はそんな汚いのみたくない!!『無理です、無理!やめてください!』
アルデバランが涙をちょちょぎらせて暴れ始めた。←かわゆい所もあるではないか
が、シュラがなんと自分のベルトをはずして、奴の両腕を縛った。
どうやら、本当に本気らしい。←ズボンは脱いだのにベルトはしていたのか?『暴れるんじゃない。やっていいといったのは、お前だろうが』
シュラがニヒルに笑った。もちろん赤目で。
赤目シュラがアルデバランの毛むくじゃらの脚を思いっきり開かせた。奴のはやっぱり身体に比例して、デカイな。まぁ、俺の息子には負けるがな!!←見え透いた嘘をつくな
シュラはアルデバランの開いた脚の間に入った。
ここから先も、俺は見なくちゃいけないのか?
だが、他の連中の目は爛々としていた。
この状況で、よく気分が悪くならないよな。ついにシュラがズボンのジッパーを下ろした。←先ほど脱いだではないか
だが、奴の粗チ×は萎え萎えだった。
兄貴に幻朧魔皇拳をかけてもらっても、身体は正直だったってことだ。
あわわわ、まさかアルデバランの口でとか、やめてくれよ。『ほら、無理ですよ。シュラ。萎え萎えじゃないですか。もうやめましょう』
アルデバランが必死に言った。
『安心しろ。お前を襲うために、いいものを持ってきた』
シュラがポケットから出したのは、アイオロスから貰った媚薬だ。本当にアルデバランに使うらしい。
あの巨大なオッサンが、アフンアフンになるのか。俺は想像して吐きそうになった。←視覚聴覚の暴力じゃが、しかし!!
俺は目が点になった。
シュラがいきなり媚薬の瓶を傾けて、自分で飲んだのだ。自分で飲んでどうするんだ、馬鹿!媚薬っていうのは、相手に使うものだろうが!
だが、媚薬効果であっという間にシュラの祖チ×がビンビンになった。
『これで俺は準備OKだ、やるぞ』
シュラがアルデバランの上に覆いかぶさった。
まぁ、これでシュラのアルデバラン斬りは成功だな。俺はこれ以上見るに耐えられないので、帰ることにした。
だが、おかしいことに気がついた。
覆いかぶさったまではいいが、そこからシュラが動かないのだ。
アルデバランの脚に両手をかけて開かせて、その間に身体を入れて覆いかぶさったまま、シュラはピクリとも動かなかった。
まさか媚薬が強烈すぎて、もういったか?3分たった。
やっぱりシュラは動かなかった。シュラの真下で恐怖に縮こまっていたアルデバランも、おかしいと思い始めたみたいだ。
5分たった。やっぱり動かない。
『アルデバラン、どうしたんですか?』
俺の後ろにいたムウが小さな声で聞くと、アルデバランが
『分からん。それより、助けてくれ、ムウ。犯されてしまう』
とムウに助けを求めた。←情けない
『貴方も黄金聖闘士なら自分でなんとかしなさい』
だがあっけなくムウに断られた。
10分後、ようやくシュラが動いた。
『すまなかった……アルデバラン』
そういって、シュラは何事もなかったようにアルデバランを解放すると、俺たちの方へ歩き出した。
その目はなんと、いつもの色の粒目に戻っていた。
『山羊座のシュラ。たとえ、皆になんと言われようとも、アルデバランだけは無理』
そういって奴は去っていった。
報告:兄貴の幻朧魔皇拳がアルデバランの尻に敗れた!?
これではいつもと同じではないか。
きちんと調査せよと命令が理解できなかったのか?
再調査再提出せよ。
無意味に名を伏せるでない。教皇シオン