★ミロたんといっしょ(ミロたんと男のダンディズム その2)
磨羯宮
シュラは、いつもの素肌に赤いガウンで新聞を読んでいた。
シュラ「なんだ小僧。」
ミロ「シュラ、胸見せて。」
シュラ「はっ?」
ミロ「いいから、胸見せろって言ってるんだ、ごらぁ」
ミロはシュラから新聞を取り上げた。ミロがシュラの胸をはだけるまでもなく、ガウンの胸元から髪の毛の色と同じ立派な胸毛が見えている。
ミロ「すげぇ〜〜〜〜〜〜!!これ、どこまであんの?」
シュラ「はぁ?これぇ??」
ミロ「そう、胸毛。」
シュラ「お前、胸毛が見たいのか。ほらっ。」
シュラは、ミロの前で赤いガウンの胸元を命一杯広げた。
シュラの胸には、やはり毛髪と同じ色の胸毛に覆われている。そして、その胸毛は鳩尾にあつまり、腹筋の真中に一筋のラインを描いている。ミロ「ねぇ、これってどこまで続いてるの??」
シュラ「見たいか?」
ミロ「見たいぞ!」
シュラ「どーーーしても、見たいか!」
ミロ「見たい!みたい!」
シュラ「そうか、ならば見せてやろう!!どうだ!」
シュラは、ガウンの紐を解き、ガウンを両手で広げた。もちろん、下は全裸である。
ミロ「うわっ、すっげぇーーーーー。ギャランドゥだぁ。かっこいぃぃぃぃ。」
ミロは全裸のシュラを見て、目を輝かせた。
シュラ「くくっ。そうか、そんなに俺のモノが凄いか、ミロ。」
ミロ「あぁ、すげぇーよ。まじで、かっこいい!!」
シュラ「そうか、そうか。じゃ、早速、ヤるか!!」
ミロ「ばっか。ちっげーよ。お前の胸毛がかっこいいんだよ。ところで、これって、何処から見えていい毛で、どこからが見えちゃいけない毛?」
ミロは、シュラの下半身の毛と胸毛から腹部にまで伸びた、毛に境目がない胸毛をしげしげと見ながら聞いた。
シュラ「ふっ、俺に見えちゃいけない毛などない!!」
ミロ「おぉ、やっぱりかっこいいな、お前。」
シュラ「そうだろ!そうだろう!ところでお前、俺にもお前の胸毛を見せてみろ。鑑定してやる!」
ミロはシュラに不意をつかれ、Tシャツをめくられた。
シュラ「ふっ、やっぱりヤろう。ミロ」
ミロ「だから、ヤらねーって言ってんだろうが。人の裸見て、興奮してんじゃねーぞ!この万年発情山羊!」
シュラ「ちっ、ヤる気がねーなら、とっとと出ていけ、このチョロ胸毛!!」
ミロ「ちょ・・・・・・・ちょろ胸毛ぇ???シュラの馬鹿ぁ〜〜。」
シュラ「馬鹿に馬鹿などと言われたくないわっ。チョロ胸毛!」
ミロ「うっ・・・・うわーーーーーん。」
ミロは走って磨羯宮を後にした。
人馬宮
ミロは、朝の走りこみから帰ってきたアイオリアを見つけた。アイオリアは、Tシャツを脱いで、タオルでその汗をぬぐっている。
ミロ「おい、アイオリア。兄貴はどうした?」
アイオリア「兄さんなら、今戻ってくるが、どうしたんだ?」
ミロ「まぁ、お前でもいいや。そのタオル邪魔!」
アイオリア「いきなり、何をする。タオルを返せ!」
ミロ「うおぉ〜〜〜、すげぇ。獅子の鬣がある・・・・。」
アイオリア「はっ??」
ミロ「ちょっと腕とかも見せて。」
ミロはアイオリアの腕を掴むとしげしげと見つめた。アイオリアの腕も胸と同様に、栗毛色に覆われている。
ミロ「全身、レオだな・・・・・・。かっこいいぜ、アイオリア。」
アイオリア「そっ・・・・・そうか?」
ミロ「おう、ありがとうな。それじゃ!」
アイオリア「ミロ、兄さんのは見ていかなくていいのか?」
ミロ「あぁ?兄貴もお前と同じ、全身レオだろう?同じなら見なくてもいい。」
アイオリア「違うぞ、ミロ。兄さんのはもっと凄いんだ!」
ミロ「なに?それは本当か?もっと毛深いのか?」
アイオロス「どうした、ミロ。私に何か用か?」
ミロ「おぉ、調度いいところに帰ってきたな。」
アイオリア「兄さん。ミロが兄さんの素晴らしい筋肉が見たいって。見せてやってくれないか?」
ミロ「おい、アイオリア、それはちょっと違うぞ。まぁ、いいか・・・・。」
アイオロス「そうか、ミロ。いいか筋肉というのはだな・・・・・・・。」
ミロ「筋肉の講釈なんていいから、とっとと見せろ!」
ミロはアイオロスのシャツを無理やり引っぺがした。
ミロ「なにこれ・・・・・・?」
アイオロス「どうしたんだ、ミロ?」
ミロ「なんでツルツルなの??」
アイオロス「はっ?」
ミロ「アイオリアは、胸も腕も毛がボーボーだったぞ。なんで、アイオロスは毛一本生えてないんだ??」
アイオロス「そういえば、そうだな。そんなこと考えたこともなかったが・・・・・。私は、15才で死んでしまったから、そのままなのかもしれないな。」
ミロ「そういうものなのか??」
アイオリア「兄さん、俺が15の時にはも胸も腕も生え始めたよ。」
アイオロス「そうか。人間の体は不思議だなぁー。」
ミロ「なんか、お前の体、ホモくさいぞ・・・・・。」
アイオロス「えっ??」
アイオロスはミロに言われて、固まった。
アイオリア「ミロ!兄さんを馬鹿にするな。ホモにホモって言われる筋合いはないぞ!」
ミロ「なんだと、ごらぁ。俺は本当のことを言っただけだ!」
アイオリア「兄さんに謝れ!兄さん、見てくれ、これが本当のホモの体だ!兄さんは、ホモなんかじゃない!」
ミロはアイオリアにTシャツをめくられた。
ミロ「うおっ。てめぇ、何をしやがる!」
アイオロス「・・・・・・・私は、ホモではない。このチョロ胸毛!」
ミロ「てっ・・・・・てめぇ。なんだと、ごらぁ!もういっぺん言ってみろ。」
アイオリア「何度でも言ってやる。チョロ胸毛。チョロ胸毛ぇ〜。出て行け、チョロ胸毛。」
ミロ「うっ・・・・・・うわーーーーーん。」