★ミロたんといっしょ(ミロたん24じかんえいぎょうちゅう その2)
次の日。
ミロ「はー、暇だな。またミスティでも、来ないかな。」
カノン「おまえ、まだ足りないのか??」
ミロ「うーーん、やっぱりカミュとじゃないと駄目なのかな??」
カノン「しらねーよ。」
ミロ「カノン、ちょっとヤらせてくんない?」
カノン「だから、ヤらせねーて言ってるだろう。」
ミロ「あ!また誰か来たぞ。」
アフロディーテ「ちょっと、ミロ!!」
ミロ「よぉ。アフロディーテ。おっかない顔してどうしたんだ?」
アフロディーテ「うちの弟分が昨晩、世話になったようだね!!」
ミロ「あ??ミスティのことか??」
アフロディーテ「そうだよ!!あんた、ミスティを無理矢理襲っただろう!!あの子、私に泣きついてきたんだよ!」
ミロ「だって、カミュがいなくて寂しいんだもん。」
アフロディーテ「このエロ蠍!誰構わず襲ってんじゃないよ!。ミスティーはあんたと違ってデリケートなんだ!どう責任とってくれるんだい。」
カノン「でもあいつ、喘いでたぞ。」
ミロ「そうそう。『ぁあ〜〜〜〜ん、イクぅぅぅ〜〜〜、もっと〜〜〜〜』って腰振ってたもん。俺、悪くないもん。」
アフロディーテ「・・・・おいこら、今度ウチの舎弟に手ぇ出したら、てめぇの大事なところちょん切って、宝瓶宮にぶら下げてやるからな。おぼえておけよ。」
アフロディーテは凄みをきかせて、ミロの胸倉を掴んだ。
ミロ「わ、わかったから・・・そな怖い顔するなよ。な、な。」
アフロディーテはミロを投げ捨て、スタスタと去っていった。
カノン「オカマって怒ると怖ぇなぁ・・・・・・。」
ミロ「ちぇー、あんなに怒ることないのに。あ、アフロディーテをヤらなかったから怒ってるのか?」
カノン「・・・・、違うと思うぞ。」
再びカノンとミロはまったりと煙草を吸い始めた。
カノン「あ、今日発売日か。」
カノンはコンビニで報道雑誌を買ってきた。元の地べたに座ると、地面に雑誌を広げて読み始める。
ミロ「ふーーーん、なんか難しいの読んでるな。」
カノン「ああ、こういうの好きなんだよ。・・・・、あ、ここの国、まだ民族紛争やってるのか。」
ミロ「あ、知ってる知ってる。こないだ難民キャンプに手伝いに行った。」
カノン「え、そんなことまでしてんの?」
ミロ「そうだよ、聖闘士は慈善事業だからな。タダで、世界の平和を守ってるから、仕方ないんだよ。」
カノン「お前達も大変だなぁ・・・・。お、ここの国家元首、ついに殺されたか。こいつな、俺がちょっと囁いたら、すぐに民族浄化始めやがったんだぜ。アホだよなぁ。」
ミロ「え?」
カノン「・・・・、お、ここのテロ集団も捕まっちまったのか。サダムっちも捕まっちゃったのかなぁ・・・・。」
ミロ「え?!サダムっち?。って、サダムなんちゃらの事か?」
カノン「そうともさ!カノっちとサダムっちって呼び合う仲なんだ。ちょっと昔、世話したことがあってな。」
ミロ「・・・・・世話って・・・。」
サダムっちは、ミロでも知ってる有名なテロ集団のリーダーであった。
カノン「ここの国知ってる?」
ミロ「知ってる知ってる。昔、カミュが手伝いに行ってた。」
カノン「ちょっと独立囁いたら、その気になっちまってさぁ。本当に独立戦争始めやがって、爆笑だったぜ。」
ミロ「あれって、お前がやったの?」
カノン「俺じゃねぇよ。俺は囁いただけ。」
ミロ「・・・・お前、札付きの悪だな。それじゃぁ、サガにスニオン岬に閉じ込められちゃう訳だ。」
カノン「今はやってねぇよ。人間相手はもうつまんねぇから、今は神。」
ミロ「かみ?」
カノン「神様を手玉にとって、世界を混乱させるんだ。失敗しちまったけどな。もーちょっと人間で練習しておけばよかったなぁ・・・。」
ミロ「てめー!俺達の仕事増やしてんじゃねぇよ!!!!。」
カノン「だから、今はやってねーよ。今は、兄貴とお前。」
ミロ「ちくしょーーーー!やっぱり掘ってやる!。」
カノン「あ、女神だ。」
カノンはめくったページに沙織の写真を見つけ、記事を一生懸命読み始めた。
カノン「・・・さすが女神だ。平和について語られている。素晴らしい!。」
ミロ「お前さぁ、言ってることと、やってる事が全然違うぞ。」
カノン「だーかーらー。今はやってねぇって!。」
カノンは沙織のページを切り取ると、立ちあがって雑誌を捨てた。
ミロ「あれ、帰っちゃうの。」
カノン「風呂だ、風呂。じゃあな。お前も風呂入れよ。」
ミロ「おう、また明日な!」