★戦争と平和とカノン (パトリオットゲーム)
ミロ「はー、暇だなぁ。」
カノン「よぉ、ミロ。暇なのか?」
ミロ「ああ。カミュがシベリア帰ってるんだ。」
カノン「だってら俺が遊びに連れてってやろうか?」
ミロ「本当か!?」
ミロは荒れ果てた荒野に連れて行かれた。
カノン「さーて、遊ぶか!」
ミロ「もう、グリコはやらねーぞ。」
カノン「なんだ、もうグリコは飽きたのか?だったら他のをやろうぜ。」
カノンはその辺の廃墟から手ごろな大きさの鉄筋を担いできた。
ミロ「なんだよそれ、」
カノン「まぁ、いいから、いいから。これを思いっきり空に向かって投げてみろよ!」
ミロ「こうか!?」
ミロに思い切り投げられた鉄筋は、夜空に消えた。
ミロ「これのどこが楽しんだよ!」
カノン「ちょっと待ってろ・・・・・・・・・・・そろそろかな・・・・。」
ミロ「え?」
ミロは空を駆け抜ける無数の光と爆音に目を見張った。
ミロ「なにこれ?」
カノン「あーやって、両軍のレーダに引っかかるように鉄の塊を投げるとな、奴ら面白いように引っかかるんだぜ♪」
ミロ「引っかかるんだぜ♪、じゃねーよ。お前、俺に何させるんだよ!!!!!!!」
カノン「え?楽しいじゃねーか。ほら、またパトリオットミサイルが飛んできたぜ!」
ミロ「戦争おこしてどうするんだ、ごらぁ!」
カノン「何を言ってるんだ、ミロ。お前は今、軍縮に協力したんだぞ。」
ミロ「へ?」
カノン「いいか、ミサイルっていうのは1個数千万はくだらないんだぜ。今ので何発消費したのかな?あいつらもアホだよなぁ!これでドンドン、ダミーに引っかかれば無益な戦闘がなくなるのになぁ!!」
ミロ「お前、いつもこんなことしてるの?」
カノン「兄貴で遊べない時にはな。」
ミロ「・・・・・・・・。」
カノン「あっ、やべ。戦闘機飛んできた。ずらかるぞ!!」