セクハラカノン番外編(蟹さんの入れ知恵 その2)

 

デスマスク「おい、サガ!!いつまでそこに閉じこもってるつもりだ!!」

デスマスクは、カノンのセクハラに恐怖を覚えて、積尸気に閉じこもっているサガに怒鳴った。

サガ「すまないデスマスク・・・。双児宮には帰りたくないのだ。」

デスマスク「いったい何があったんだ!?」

サガ「実はな・・・・・。」

積尸気にデスマスクの巨大な笑い声が響き渡った。

デスマスク「そりゃ、お前。愚弟にからかわれたんだな。」

サガ「私も最初はそうだと思っていたのだが・・・・。」

デスマスク「んなもんよ、セクハラし返してやりゃーいーじゃねぇか!」

サガ「は?」

デスマスク「セクハラにはセクハラで返すのが一番だぜ!」

サガ「そんなこと、私には出来ない。」

デスマスク「おう、まかせておけ。俺が教えてやるぜ!」

デスマスクはサガを積尸気から連れ出した。

デスマスク「あの愚弟はへっぽこで根性がねーからな。こうすれば一発だぜ!!まずな、風呂で牽制したあとに、こうやってベッドの上に押し倒すだろう。で、不適な笑みを浮かべて、口で避妊具を開けるんだ。」

デスマスクは、カノンに見立てた枕の上に覆い被さると、避妊具を口で開けた。サガはデスマスクからセクハラ返しの計画を教えてもらい、戸惑いオロオロとしている。

デスマスク「あ!?まさか、お前これを使ったことがねーっていうんじゃないだろうな?」

サガが黙ってコクコクと頷くと、デスマスクはニヤリと笑った。

デスマスク「ぷっぷっぷっ。もしかして、神のような男の方のサガは童貞ですか?」

サガはプルプルと首を横に振ると口を開いた。

サガ「生なんだ・・・・・。」

デスマスク「なま?」

サガ「あいつ(黒サガ)は生が好きだったんだ。私が素に戻るとな、女性が沢山いるんだ。」

デスマスク「あー、悪サガはおねーちゃんをはべらせてたもんな。」

サガ「でな。そういう時に限って、その・・・・。」

デスマスク「おねーちゃんとヤッている時に、いきなり普通に戻るってことか?」

サガ「そうだ。でな、それが生なんだ。」

デスマスク「それは最悪だな。で、萎えるのか?」

サガ「いや・・・その。私も男だから、最後までいくときもある・・・。しかし、これが男の時もあるんだ。もちろん、生だ。あれは恐怖だぞ。目が覚めるといきなり、男の尻が・・・・。しかも、生だぞ。もちろん萎えてしまうのだが・・・。」

デスマスク「それはきっついな。」

サガ「これがな、子供の時もあるんだ。何回も首吊り自殺を図ろうと思ったんだが、気が付くと半年や1年が過ぎていて・・・・・。」

デスマスク「お前、ハードな人生送ってたんだな。」

思い出したくない過去を語ったサガは、顔を真っ青にして深い溜息をついた。


はぁ・・・・・、やっぱりもうしばらく積尸気にいさせてくれ。