★Other site of 教皇の執務室 (貴鬼たん大人への道)
たまたま白羊宮を通りかかったシュラとデスマスクは、白羊宮の入り口で半べそを掻いて座っている貴鬼に声をかけた。
デスマスク「おう。どうした小僧。」
シュラ「ムウに叱られたのか?」
貴鬼「あっ・・・・山羊と蟹のオジサン・・・ぐすっ・・・。」
デスマスク「おうおう、男が泣くな!!また、カノンかミロに苛められたのか?」
貴鬼「違うよ・・・・。ムウさまが、ムウさまが・・・・。」
シュラ「ムウ?」
貴鬼「シオンさまがムウさまを苛めるんだ。」
デスマスク「ムウは未だに教皇に訓練されてるのか?」
シュラ「そうか。そういえば、あいつは教皇の弟子だったよな。」
貴鬼「あんなの修行じゃないやい!!!」
シュラ「あんなの?」
デスマスク「小僧。お兄さん達に話してみろ!」
貴鬼「シオンさまは、ムウさまを泣かすんだ。ムウさまが、『やめてください!』『許してください!』って謝っても、こうやってムウさまを膝の上に乗せて苛めるんだよぉ!!」
貴鬼がとった行動に、デスマスクとシュラは目が点になった。
貴鬼は、架空のムウを膝に据わらせると卑猥に腰をうごかしたからだ。シュラ「・・・・もしかして、ムウは全裸だったりするか?」
貴鬼「そうだよ。あんな格好じゃ、ムウさまが風邪を引いちゃうよ。」
デスマスク「だったら助けてやればいいじゃないか。」
貴鬼「オイラ、ヘッポコだもん。頑張って、ムウさまはオイラのだって主張してるんだけど、全然聞いてくれないんだ・・・。」
シュラ「なんだ、自分のことよく分かってるな、小僧。」
貴鬼「でも、ムウさまはオイラが助けようとすると見ちゃいけないって・・・。今すぐ出ていきなさいって言うんだ。ムウさま、苛められるのが好きなのかな?」
デスマスク「それはちょっと違うと思うぞ。」
貴鬼「だったらなんで助けちゃいけないんだよ!」
シュラ「小僧。ムウと教皇がなにをやっているのかは分かっているのか?」
貴鬼「何って?」
デスマスク「何をされて苛められているか、って事だな。」
貴鬼「オイラにはわからんないよ。だって見ちゃいけないって・・・。」
シュラ「そうか。ムウと教皇はな、Hしてるんだ。」
貴鬼「H?」
デスマスク「SEXだな。SEX!子供は見ちゃいけないんだ。」
貴鬼「SEX?ってなに?」
シュラ「なんだ。小僧はムウに性教育も施されていないのか?」
デスマスク「小僧。どうやって子供が出きるか知ってるか?」
貴鬼「それくらい知ってるよ。精子と卵子がくっついて、細胞分裂するんだよ。」
シュラ「よく知ってるじゃないか。ムウと教皇は、それをやってるんだ。」
貴鬼「えっ?ムウさまもシオンさまも男だよ。卵子は出来ないはずだよ。」
デスマスク「あーーっとだな。子供を作りたくなくても、その過程での作業を大人はするんだ。」
貴鬼「どういうこと?男同士じゃ、子供は出来ないよ。」
シュラ「うーーーん。確かに卵子と精子で子供は出きるんだがな・・・。どうやったら、女の卵子と、男の精子がくっつくかは知っているのか?」
貴鬼「・・・・そこまでは知らないよ。」
デスマスク「まずな、精子っていうのは男の体の中にあるんだ。そんでな、精子は股間を通って外にでるんだ。」
貴鬼「股間?」
デスマスク「そうだ、チンチンを通って外に出るんだ。ションベンみたいなもんだな。」
シュラ「それで、卵子というのは女の体の中にあるんだ。女の体にはな、穴が3つあってだな・・・。」
貴鬼「穴?」
シュラ「そうだ。お前には穴が二つしかないだろう?」
貴鬼「お尻とチンチンってこと?」
デスマスク「そうそう。女にはその間に、もう一つ子宮って穴があるんだ。その子宮の中に卵子がある。その子宮の中にチンチンを入れて、精子を入れるんだ。」
貴鬼「そうすると赤ちゃんが出きるんだね。」
シュラ「そうそう。で、その子宮から子供がうまれるわけだ。」
デスマスク「でな、大人っていうのは、子供が欲しくないときでもそうゆう事をするんだ。」
貴鬼「なんで?」
シュラ「それは・・・・、気持ちいいから・・・かな?」
貴鬼「でも、ムウさまは泣いているよ。それに、ムウさまには子宮ないよ!!」
デスマスク「基本的に粘膜っていうのは、擦ると気持ちいいんだぞ。」
貴鬼「粘膜?」
シュラ「そうだ。鼻、口、股間、尻、子宮とかがそうだ。」
デスマスク「だからな、チンチンを擦ると気持ちいいんだ。だから、大人の男は女の子宮にチンチンを入れてこするんだ。女ももちろん気持ちよくなるからな。一緒に気持ちよくなれていいだろう?」
貴鬼「でも、ムウさまは女じゃないし、子宮もないんだってば!!」
シュラ「そう。そこでだ、男同士で気持ちよくなるにはどうしたら言いと思う?」
貴鬼「???」
シュラ「チンチンを尻の穴にいれるんだ。」
貴鬼「お尻の穴に??」
シュラ「そうだ。しかしだな、尻というのは基本的に入れるという機能が備わってないんだ。だから、そんなところに入れたら痛いだろう?」
貴鬼「オイラ、出すときでも痛いときあるのに・・・。シオンさまのチンチンをムウさまのお尻に入れるなんて・・・。ムウさまはだから泣いているの?」
シュラ「うーーーん、一概にはそうとも言えんな。気持ちよくて、泣いてるのかもしれんからなぁ。」
デスマスク「ムウの場合はどうなんだろうな。俺は尻に関しちゃよくわからねぇからな。そうそう、SEXってーのはな、好きなモン(者)同士でもやるんだ。」
貴鬼「好き同士だと、そういうことするの?」
デスマスク「ああ。小僧は好きな奴いねぇのか?」
貴鬼「ムウさま!!」
デスマスク「いや、そうじゃなくてだな。女で好きな奴は?」
貴鬼「沙織さんに、春麗に、美穂ちゃんに魔鈴さんに、シャイナさんに、ジュネさんに、フレアかな・・・。」
シュラ「そうか、小僧は同年代の友達がいないんだったよな。・・・・・、ずーっと一緒にいたいって思う奴はいるか?」
貴鬼「ムウさま!!!」
シュラ「そうか・・・。こいつも聖闘士の端くれだから仕方ないか・・・。だったら、ムウと四六時中一緒にいたいと思うだろう?」
貴鬼「うん!」
シュラ「ムウとずーっとくっついていたいだろう?」
貴鬼「オイラ子供じゃないから、そんなことしないよ。」
デスマスク「でも、本当はしたいだろう?ムウが怒らなければ、他の人が見ていなければしたいだろう?」
貴鬼「・・・・・・・・・・うん。」
シュラ「そういう相手とSEXをするんだ。分かるか、小僧?」
貴鬼「ふぅーーーん。」
デスマスク「でもな、大人になってからヤるんだぞ。」
貴鬼「わかったよ!オイラはやく大きくなって、ムウさまを気持ちよくさせてあげなきゃね!。」
シュラ「それには先ず、教皇をプスリとやらないとな!。」
デスマスク「おう、小僧、頼んだぜ!。」
貴鬼「うんオイラ、ムウさまをシオンさまから必ず助けてやるんだ!ムウさまをヒーヒー言わせるのはオイラだ!!!」
デスマスク「・・・・・・・。」
シュラ「おう、頑張れよ!!!」
次の日
たまたま白羊宮を通りかかったサガは、白羊宮の入り口で半べそを掻いて座っている貴鬼に声をかけた。
サガ「どうした、貴鬼?ムウに怒られたのか?」
貴鬼「ちがうよ、ムウさまがシオンさまとHしてるんだ。」
サガ「・・・あの方は・・・・まったく・・・。」
貴鬼「オイラ、まだまだヘッポコだから、ムウ様を助けてあげられないんだ・・・。」
サガ「そうか、早く立派な聖闘士になって、ムウを助けてやれ。」
貴鬼「・・・うん、がんばるよ。」
サガは俯いたまま顔をあげようとしない貴鬼の横を通って白羊宮を抜ける。
しかし、金牛宮まで来ると、踵を返して白羊宮へと戻った。サガ「貴鬼、オジサンの家におやつがあるから来なさい。」
サガはそういうと、貴鬼を抱き上げて、双児宮へと向かった。
次の日
たまたま白羊宮を通りかかったアイオリアは、白羊宮の入り口で半べそを掻いて座っている貴鬼に声をかけた。
アイオリア「何やってるんだ?ムウに怒られたのか?」
貴鬼「ムウさまを助けようと思ったんだけど、また駄目だったんだ。はぁ、オイラはへっぽこだな。」
アイオリア「助ける?お前がか?」
貴鬼「うん・・・ムウさまは、シオンさまに無理矢理エッチさせられてるんだ。」
アイオリア「・・・・え?なななな・・・何を言っているんだ?!」
貴鬼「獅子のオジサン、もしかして、エッチってしらないの?」
アイオリオ「も、もちろん知っているぞ。弟ができるといいな、貴鬼。」
アイオリアは動揺丸出しで十二宮の階段をのぼっていった。
それから数週間後。
たまたま双児宮を通りかかったシュラとデスマスクは、双児宮の入り口で座って、魂が抜けているカノンに声をかけた。
デスマスク「おう、愚弟。元気ねぇーな。」
シュラ「どうしたんだ?」
カノン「別に・・・・。」
デスマスク「なんだつめてぇなぁ。」
カノン「はぁ・・・・。家に帰ったら、兄貴が鶏とお楽しみ中だったんだよ。」
シュラ「なんだ、それで元気がないのか?」
カノン「別にさ、そういうわけじゃないけどな・・・・。取りあえずは、邪魔したんだけどさ。あぁーー、キショイ。」
カノンはそう言うとトボトボと下へおりていった。
シュラ「なぁ、デスマスク。やっぱりあいつも、いつかサガのことをヒーヒー言わせてやろうと思ってるのかな?」
デスマスク「んなこったぁ、俺が知るわけねぇだろう!!」