最終更新日：２００１．１２．１６

ＥＦ６３形電気機関車　運転体験コース

「峠のシェルパ」と呼ばれ、国鉄時代の勾配線用機関車では最強を誇った碓氷峠専用電気機関車ＥＦ６３(愛称：ロクサン）を運転できます。一般人が本線用の大型電気機関車を運転できる、これは世界的にみても珍しく、もちろん日本国内では初の施設です。”本物を体験する”という文化むらならではの企画です。 ただし、１０８トンもある機関車の運転ですから、誰でもすぐにというわけにはいきません。体験希望者の方には半日程度の学科講習を受講していただき、仮免許を交付。その後はじめて、主任機関士同乗のもとでＥＦ６３の運転台に座って運転することができます。学科講習の講師ならびに主任機関士は、ＥＦ６３の元機関士の方達が務めます。３００ｍ区間の往復ですが、あなたも憧れの機関士になれます！

運転体験の実施要領： ●第１ステップ（学科実技講習の受講） 　　講習は１回（１日）受講していただきます。講習は下記曜日に実施。 　　講習の最後に終了試験を受けていただきます。 　　終了試験の合否はその場で発表。６０点以下の方は追試あり。 　　■学科講習　／　横川〜軽井沢間の鉄道について 　　　　　　　　　　　　　ＥＦ６３形機関車の概要、走行・停止の仕組み等 　　■実技講習　／　ＥＦ６３実技運転ビデオ講習 　　　　　　　　　　　　　ＥＦ６３運転台での運転予備講習 ●第２ステップ（運転体験実技） 　　学科実技講習の終了試験を合格された方のみ体験可能。 　　園内の動態保存線３００ｍの間を１往復。 　　プロの指導機関士が添乗指導します。 ●さらに・・・ 　　「本務機関士」になった方はさらに高度な体験ができます。 　　■推進運転体験（1エンド運転台のみを使っての運転） 　　■連結体験（車掌車との連結訓練） 　　■重連推進運転体験（ＥＦ６３重連での運転） 応募資格： 　１８歳以上から６５歳位までの方 　※身体的に障害があっても機関車に１人で乗車できる方には、文化むらで運転体験の 　　ご支援をさせていただきます。 ◆運転体験料金： 　　学科実技講習料金　　　　　　３０，０００円 　　運転体験実技料金（１回当） 　　　１回目から９回目まで　　　　　５，０００円 　　　１０回目から２９回目まで　　　４，０００円 　　　３０回目から５０回目まで　　　３，０００円 　　　５１回目以上　　　　　　　　　　２，０００円 ◆その他 　　学科実技講習の合格者の方には制帽と免許が授与されます。 　　乗務回数に応じて、「機関士見習」「補助機関士」「本務機関士」とランクが上がり 　　腕章が授与されます。 　　　・１０回運転体験者には「機関士見習」腕章贈呈 　　　・３０回運転体験者には「補助機関士」腕章贈呈 　　　・５０回運転体験者には「本務機関士」腕章贈呈、 　　　　動力車運転免許証発行（文化むらのみ有効） ◆宿泊料金割り引き： 　運転体験者の前日宿泊について指定宿泊施設での割引が受けられます。 　詳しくは公式ホームページをご覧ください。 学科実技講習の応募方法： 封書ないしは、公式ホームページでの申込みとします。 ◆封書でのご応募方法 　「ＥＦ６３」運転体験希望と書き、〒番号・住所・氏名・年齢・性別・電話番号を明記、 　宛先にご自分の〒番号・住所・氏名を記入した返信用封筒（長形３号定型封筒）に 　８０円〒切手を貼付したものを同封の上、封書を下記応募先まで郵送ください。 　　〒３７９−０３０１　群馬県碓氷郡松井田町大字横川４０７−１６ 　　　　　　　　　　　　碓氷峠鉄道文化むら「ＥＦ６３」係　宛 　　　　　　　　　　　　　ＴＥＬ：　０２７−３８０−４１６３ ◆公式ホームページでの申込み 　碓氷峠鉄道文化むら公式ホームページにアクセスしてください。 　　　http://www.usuitouge.com/bunkamura/

指導機関士を務める、土屋幸正氏のコメント 「ＥＦ６３の機関士だった土屋幸正です。高崎第２機関区で１５年くらい、横川機関区の方が１６年くらいで長くなりました。今は鉄道文化むらで仕事しています。ＥＦ６３運転体験にぜひいらしてください。」

保存運転の様子をご紹介します。発車式の様子、運転体験の様子は、ニュースをご覧ください。

保存運転線の出発点 ここからＥＦ６３に乗り込みます。ＥＦ６３を整備するための点検台やピットがあります。 ２４号機と２５号機の２両が交代で運転されています。

ＥＦ６３の運転台外観 ＥＦ６３は、通常は横川寄りの運転台が使用されました。 ですから、軽井沢方面に向かう時は、機関士は後ろ向きに常務することになりました。

出発進行！ これは通常の保存運転の光景ですが、あなたがこの巨大な電気機関車を運転できるのです。

ホイッスル音が再び木霊する ロクサンの現役時代のサウンドをお聞きください・・・。 下記アイコンをクリックすると音が再生されます。 　 ｗａｖ形式　２２２Ｋｂ 　 ｗａｖ形式　２１３Ｋｂ

上記サウンドは、作者である木村佐紀彦氏のご好意により掲載しております。木村氏のサウンドは宇野邦彦氏のホームページで掲載中です。※上記サウンドの著作権は木村佐紀彦氏にあります。著作権者の許可の無い複製・転載・配付等は禁止します。

通過・・・ ダッダ　ダッダ　ダッダ・・・・・ １０８トンの巨体が地響きを立てて通過します。

あなたが機関士！ 長年の憧れが、今実現する・・・。