掲載: 2000.3.2

3月1日、碓氷線の鉄路復活検討に関して、内田・松井田町長と佐藤・軽井沢町長の初会談が行われました。公式、非公式含めて初めての会談です。



上毛新聞 3月2日付朝刊

「観光列車構想に前向き 松井田、軽井沢両町長が会談」

 長野新幹線開業に伴い、1997年9月に廃止されたJR信越線横川−軽井沢間に観光列車を運行する構想で、松井田町の内田武夫町長と長野県軽井沢町の佐藤雅義町長が1日、松井田町役場で会談し、同区間の活用を前向きに検討していくことを申し合わせた。同構想に関連して、両町長が会談するのは初めて。
 構想は鉄路廃止後から松井田町などで浮上。同町は「完全に復活するのは難しい」として、行楽期に観光列車を運行する方向で検討していた。
 会談では廃止路線の具体的な活用法については踏み込まなかったが、両町長とも観光列車運行を含めた何らかの活用策を検討することで一致した。内田町長は「観光鉄道などの形で鉄道を運行するには、運輸省やJRなどの協力が必要だ。軽井沢町と今後、慎重に検討したい」と話している。



朝日新聞 3月2日付朝刊

「碓氷峠の鉄路復活へ初会談 松井田・軽井沢両町長」

 1997年の長野新幹線の開業に伴って廃止されたJR信越線・横川−軽井沢間の「碓氷峠」の鉄路復活をめざして、長野県軽井沢町の佐藤雅義町長が1日、松井田町役場を訪れ、同町の内田武夫町長と会談した。鉄路の将来的な活用方法を共同で模索することで一致した。
 両町長は初対面で、会談は約40分間にわたった。佐藤町長が「碓氷峠の鉄路を観光資源として生かしたい」と協力を求め、内田町長は「貴重な線路とトンネルを、利用しないのはもったいない。経済効果のある活用方法を軽井沢町と模索したい」と応じたという。
 碓氷峠の鉄路復活をめぐっては、季節運行の観光鉄道や、愛好者による保存鉄道などの構想が持ち上がっている。会談を終えた内田町長は「横川周辺の観光施設の整備を進めているため、(鉄路の復活は)財政的に難しく、すぐにとはいかない」と述べた。





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