撮影: 2000.3.25

旧丸山変電所建物の補強工事が開始されました。現在、補強工事が行われているのは2棟ある建物のうち軽井沢寄りの「機械室」の方です。横川寄りの「蓄電池室」の方は未着工です。今回の工事は、倒壊のおそれが出てきている煉瓦壁を応急的に補強するためのものです。本格的な復元整備は今後の課題です。

なお、旧丸山変電所付近も含め、新線敷地内は全線立入禁止です。今回の画像は、3月25日に実施された「碓氷線ウォーキング」の際に撮影したものです。



線路側の壁より補強工事が開始された「機械室」建屋。




鉄骨を壁の両側から挟みこむ形で補強します。



建物内部の様子を窓より覗う。鉄骨で壁を支えている様子がわかります。



同じく、建物裏側の窓より内部を覗う。抜け落ちた屋根の復旧は今回は行われません。



荒れ放題の期間があまりにも長かったため、廃墟と化した光景が当たり前のものになってしまっていました。国指定重要文化財に相応しい適切な復元と保護が必要です。






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