撮影: 2000.4.7

4月7日早朝、屋外展示スペースに展示されるD51形蒸気機関車96号機が文化むらに到着しました。D51 96は、文化むら開園1周年を記念してJR東日本より貸与されたものです。
D51は分解され、4台の大形トレーラトラックに載せられて高崎運転所を4月7日午前2時40分過ぎに出発。国道18号線を経由して横川まで陸送されました。横川には午前4時30分頃到着。午前7時すぎより、文化むら駐車場内・横川駅旧5番線上で組立が開始され、15時50分頃に作業完了。園内のEF63保存運転線基地入口に留置されました。
屋外展示スペースへの搬入は、残り展示予定車両とともに近日中に行われます。

※本記事は、碓氷峠鉄道文化むらの許可の元で取材を行い掲載しています。



文化むら駐車場に到着したD51の石炭車の車体部分。台車は別のトラックで来ます。奥には旧4番線で展示されているEF63 11の青い車体が見えます。




D51のボイラー部分です。
運転台、煙突やドーム部分は別のトラックに積まれています。




動輪などがある下回り部分です。





まず下回り部分を旧5番線に下ろして据え付け、次にボイラー部分をトレーラーからクレーンで吊り上げて下ろし、木の台にのせます。
左側には旧4番線に展示されているEF63と189系電車「あさま」号が見えます。興味深い光景が展開します。



クレーンでボイラー部分を吊り上げ、下回りに載せていきます。




慎重に徐々に下ろします。




少し傾いているのでチェーンブロックでバランスを取ります。





少し北寄りに修正します。慎重に位置合わせを行い、ボイラー部分が下回りに取り付けられました。




運転台が取り付けられました。




D51初期製造グループに特徴的な半流線型の煙突・ドーム部分などが取り付けられました。









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