掲載: 2003.2.5


2月4日、EF65形電気機関車520号機が、碓氷峠鉄道文化むらに搬入され屋外展示車両に加わりました。
EF65形電気機関車520号機は、F型(高速貨物牽引用機器装備タイプ)ひさし付特急色で鉄道ファンの間で人気のあった機関車です。廃車後は高崎機関区で屋外留置されていましたが、保存を望む鉄道ファンの声に応えて碓氷峠鉄道文化むらで保存展示されることになりました。
なお、同機は碓氷峠鉄道文化むらの展示車両回送列車を牽引したこともあります。

撮影:「東京在住の応援団サポーター」さん
(下記掲載画像全て。碓氷峠鉄道文化むらの許可を得て撮影。コメント文は碓氷峠club66.7)



EF64-1001に牽引(DD51-897とプッシュプル)されて横川駅3番線に到着したEF65-520。綺麗に塗装補修されています。
EF64-1001から切り離されて、搬入作業開始を待ちます。

1番線の140M発車後、DD51-897に牽引されて高崎方向に一旦引き上げます。

5番線でEF65-520を待つ、碓氷峠鉄道文化むらのモーターカーDB201。平日かつ碓氷峠鉄道文化むら定休日にも関わらず大勢の鉄道ファンが集まってカメラを構えています。

駐車場から碓氷峠ならびに碓氷峠鉄道文化むら方向。5番線レールを覆っているカバーがはずされて、EF65-520の通過を待ちます。右隣は4番線で展示されているEF63形電気機関車11号機。

DD51に推進されて5番線に入ってきたEF65-520。隣は4番線で展示されている189系あさま編成。

碓氷峠文化むらモーターカーDB201(元横川運転区保線用モーターカーTMC500A)がEF65-520と連結。

DB201がEF65-520を牽引して碓氷峠鉄道文化むらへ発車。

慎重に駐車場を通過して、園内の動態保存線に入ります。

DD201に牽引されて動態保存線の25パーミル勾配を軽井沢方向へ登ります。屋外展示スペースへの車両搬入は久しぶりです。
右隣はアプトくんの周回線。
なおDB201は66.7パーミル運転可能なモーターカーで現役時代には碓氷線の保線作業等で活躍しました。現在は、展示車両の搬入・移動作業ならびに、イベント時の「トロッコ(ヨ8841)列車」牽引を行っています。

搬入作業と平行して仮設線路の工事が行われており、一旦旧中仙道踏切付近で待機。動態保存線−旧下り線の線路をEF65-520の横川側で切断、アプトくん周回線と5インチミニSL線を跨ぐ仮設搬入線に繋ぎ替え。その後、仮設搬入線をDB201に推進されて慎重に展示位置まで移動。
搬入後、DB201は踏切付近まで戻って待機。切断した線路を元へ戻し、動態保存線の留置場所へ帰りました。

展示位置への搬入が完了したEF65-520。EF60-501の軽井沢寄りに据付けられ、青い新性能直流機が並びました。


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