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回答 きくち小児科医院 菊地浩一

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頭のかたちがいびつです。

片方ばかり向いて寝ているので、頭の形がいびつになっているのですが大丈夫でしょうか?向きを変えるように気をつけた方がいいでしょうか?(生後4ヶ月)

出産による頭の変形の場合と、向き癖、寝癖によるいわゆる「癖」によって変わって来た頭の変形は、脳の発達が正常であれば(発育)一定の年令までには元に戻ると云われています。
4ヶ月でいびつな場合、出産による影響が考えられますので、もう少しでもどるでしょう。癖による場合は、生後6ヶ月から1才にかけての、おすわりや一人歩きが可能になるに従って、もどっていくようです。

3〜4歳過ぎても、ある程度変形が残っている場合は、そのままのことが多いですが、ほとんど髪で目立たなくなりますね。

耳の掃除について

子どもの耳掃除は、どのようにしたらいいでしょうか?なかなかとれないし、耳の奥に入れるのは恐い気がします。(1才6ヶ月)

耳の穴の奥は粘膜になっていて傷付きやすいところです。この分泌物が耳あかですが、量や性状には個人差があります。かさかさの乾燥した耳あかの場合。入り口のところで見えて簡単にとれるようならとってあげてください。
無理してとらなくとも、御飯を食べたり話をしたりすることによって、耳穴が動くと耳あかはすこしずつ外に出て来ますよ。

じくじくの「猫みみ」の場合は、お風呂上がりに綿棒でそっと拭ってあげて下さい。

大きな耳あかがたまって、耳穴を塞いでいる場合は、耳鼻科の受診をすすめます。

歯ぐきのつぶつぶについて

歯茎に、白いつぶのようなものがあることに気がつきました。ミルクののみや機嫌は変わりありません。(生後2ヶ月)

おそらく、それは「上皮真珠」ではないでしょうか。新生児期から乳児期早期にみられることがあります。痛みは無く、ほっておくと自然にとれます。

おへそがでてるのですが

おへそは乾いていますが、「でべそ」になってしまいました。泣くとひどくおへそが飛び出します。指で押すと引っ込みますがその時ブシュと空気の抜ける音がします。どうしたらよいでしょうか。(生後1カ月)

いわゆる「でべそ」は医学的には臍(さい)ヘルニアといいます。同じようなヘルニアでは鼠径(そけい)ヘルニア(いわゆる脱腸)がよく知られて います。
 「でべそ」は生後1年以内に90%、2才めでには95%が自然治癒するとの報告もあり、以前行われていた
絆創膏による圧迫は「効果が不明」であるとともに、絆創膏による「かぶれ」をおこす事が多く、最近では行われていません

一年くらい「何もせず様子をみているだけ」で多くのお子さんはほとんど気にならな くなります。しかし生後2〜3カ月までは常時出ている事が多く、お母さんにとっては気になる事と 思いますので小児科を受診してみるのもいいと思います。

そけいヘルニアが発見されると「ほとんど手術される」のと違い、臍ヘルニアの場合は「かんとんヘルニア」の状態(でべその下にある腸が出て、引っ込まなくなる)になることは殆どありませ ん。
ただし、へそに指を入れてみて柔らかい部分(ヘルニア門)の直径が2センチ以上あ る時や2才以上になってもでべそが小さくなる傾向がない時は、手術が考慮されるようです。

あせもについて

生後5カ月ですが、首から胸にかけて「あせも」が拡がり非ステロイドの軟こうを塗 布していますが、なかなか改善しません。ステロイドは使いたくないのですがどうし たらよいでしょうか。(2002.3.29)

以前は夏頃に問題となることが多かった「あせも」ですが、「エアコン」の普及 と住環境の変化により、最近は「冬」のトラブルとなっているように感じます。(冬のほうが室 温が高かったり、着せ過ぎなど)

毛穴や汗腺の数は、赤ちゃんも大人もほぼ同じです。ということで、汗や皮脂の出口が密集して ますから、出口がつまりやすく、かつ体温コントロールに皮膚のはたす役割(発汗)も 大きいため皮膚トラブル(あせも)を起こしやすいのです。

赤ちゃんのスキンケアが日頃から大事だと言われる理由の一つですね。

毎日お風呂やシャワーを使ったり、こまめに汗をふいたり、室温や着せ過ぎに注意することで、かなり改善するとおもいます。

あせものひどい時は、ベビーパウダーの使用も勧めたいと思います。現在市販されているのは、吸湿能(熱や汗を放散しやすくする)や滑沢能(皮膚をすべすべする)があり、「あせも」の予防にはなかなか優れものと思います。

「あせも」になってしまったら、その状態により使う軟こうも違ってきます。初期は汗孔(汗の出口)に一致して小さな水泡のように見えます。この段階では軟こうは必要なく、スキンケアだけでいいのです。

紅いつぶつぶ(紅色汗疹)になったり、かゆくて引っ掻くようになったり、細菌感染を合併したら、ステロイドの軟こうや抗生物質入り軟こうが必要となることがあります。

現在使用中の軟こうでなかなか改善しないのなら、ステロイド軟こうを使い(効果によりいろいろな種類があります)一度症状を改善させてみるのもいいと思いますよ。短期間では副作用は問題にならないと思います。

あたまがぺこぺこしています。(大泉門)

1才8カ月になりますが大泉門の直径が2センチほどあります。なにか病気なのでしょうか。(2002.5.17)

大泉門が閉じる(閉鎖)時期にはかなりの個人差がありますよ。早い子は6カ月頃(^.^) /
遅くても1才半から2才頃 には閉鎖するといわれています。

閉鎖が遅れた時に、まずチェックする点は「頭囲」の発達の経過ですね。母子手帳にもありますが「頭囲の標準曲線」(平成12年度発育曲線)を見て下さい。受診される時には、お子さんの発育状況がどのように変化しているのか記録したものを、必ず持参していただくと、大きすぎても小さすぎても小児科で経過をみるか専門医におくるか診断の助けとなります。明らかに大きい時(97パーセンタイル以上)は、頭のなかが大きい(水頭症や遺伝性の病気など)ために閉鎖しない可能性もあります。これらは現在ではあまり苦痛なく検査できます。

次に、おすわリ、はいはい、つかまり立ち、一人歩きなどの発達の経過が順調であるかどうか、いろいろな病気を否定する目安のひとつになりますよ。

「閉鎖」の時期や、頭のおおきさかたちには結構個人差もあり、ある程度経過をみないと診断がつかない場合もあるので、まず「頭囲のチェック」を勧めます。気になる時は、それらのデータを持って、まずは小児科へどうぞ(^.^)


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