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回答 きくち小児科医院 菊地浩一

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哺乳便の消毒

まだミルクを飲んでいますが、哺乳便は何ヶ月まで消毒しなければならないでしょうか。(生後7ヶ月)

医学的には「何ヶ月まで消毒しなければならない」という期限は決められないとおもいます。消毒については、昔は煮沸消毒をしましたが、今は薬液で殺菌・除菌可能の様ですね。離乳食の始まる頃まで行うので、よいのではないでしょうか。
飲み残しのミルクはそのままにしておくとばい菌が繁殖しますので、すぐに洗ってすすぐようにして、洗剤で洗ってよくかわかすようにするのは、離乳食に使うお茶碗などと同じです。

★ストローとコップ

ストローやコップは、いつ頃からかじめればいいのですか

保育園などで集団生活をしていると周囲の影響をうけて、あまり意識しないでいつのまにかコップやストローが使えるようになることをよく経験します。

乳首や哺乳びんより母乳あるいはミルクを飲む、コップで飲む、ストローで飲む「し くみ」は厳密には違います。

乳首、哺乳びんより飲んでる時は、乳首を口にふくんだまま舌を前から後ろへ波のよ うに動かして、液体をのどへ送り込んでいます(ゴクンと飲めるようになるのは5〜6カ月 頃からです)

コップから水を飲む時は、唇でコップをはさみ(口を閉じた状態)でゴクンと飲みます。このようなゴクンと飲む動作(口を閉じすなわち呼吸を止めて気管に水がはいらない ようにする)がある程度スムーズにできる離乳食中期の後半(8〜9カ月頃)より「コップ」の練習
をはじめます。
紙パック入りのジュースなどをかなり早い頃よりストローで飲んでいる子がいますが、あれは乳首よりミルクを飲むのと同じで(紙パックに手で圧力を加え、乳首のようにストローを使う)ストロー本来の使い方ではありません。

唇でストローをささえ、口の中では舌を動かさないで空気を 吸い込む動きで水分をとることは赤ちゃんには難しく、「ストローの練習」は1才すぎです。
これはひとつのめやすで、1才前より開始してもいいのです。まずコップをマスターし、それからストローへ進んでください。

睡眠中にぴくぴくする

お昼寝や、夜寝入った時にしばらくして、身体の部分(足、腕)がぴくぴくすることがあります。大丈夫でしょうか(生後8ヶ月)

運動には、意識的に動かす「随意運動」と、全く意識しないで動く「不随運動」「反射」があります。産まれたばかりの赤ちゃんは、殆ど反射的な運動と不随運動だけで、首が座ったり寝返りができるようになると少しづつ、随意運動ができるようになります。不随運動が一番目立つのは、うとうとしている時や、眠っている時です。

うとうとしている時や、寝入った後に眠りが浅くなった時(レム睡眠)に起こる、すぐにとまるぴくぴくは不随運動と考えられ、心配いりません。

アトピーと離乳食 (2003.1.10)

生後4カ月の子です。
生まれた時から顔に湿疹があり、生後2カ月の時小児科受診しました。

アトピーかどうかは診断できないこと、そして「乳児湿疹」と診断をうけ2種類の軟膏を処方されました。母乳がほとんどでないためミルク(明治のほほえみ)を与えていましたが、哺乳後、顔が赤くなったりかゆそうにしていたので医師の指示で(ミルクアレルギーかもしれないということで)森永のE赤ちゃんに換えたところ湿疹も改善してきて、最近はたまに軟膏を塗る程度になりました。

現在は果汁を与えていますが離乳食はどのように開始したらよいでしょうか。なお、父親はアレルギーはありませんが、わたしは花粉症、アレルギー性鼻炎、えび、かにアレルギーがあります。

生後2ないし3週間してそれまできれいだった赤ちゃんの顔に「ブツブツ」「カサカサ」などの湿疹が出てくることがよくあります。一般的には「乳児湿疹」といい「アトピー性皮膚炎」とは区別します。

アトピー性皮膚炎は「慢性の湿疹」であるため、ふつう半年以内では診断しません。

しかし、あなたが「アトピー体質」であることから、お子さんもその可能性が高く、離乳食の配慮は必要と思います。
今はミルクを飲んでいるだけでどのような食物が問題なのかわからないわけですが、一般的にはよく食べる【たんぱく質】「卵」「牛乳」「大豆」「小麦」そして「米」が問題になります。
 【離乳食を開始する一般的な注意】
  1)生後6カ月くらいより穀物、野菜、いも類より開始する。
  2)たんぱく質は魚貝類を主体とし、鶏、牛類は満1歳までひかえる。
  3)大豆類(みそ、しょうゆを含む)は生後10カ月から。
  4)満1歳以降も「卵」「牛乳」はひかえめに

しかし食事アレルギーの問題は学問的にわかってないところもあり、また多くは2なし3歳ころまでに食べれるようになったり(それと実行がなかなかたいへんです)して、熱心な小児科医は限られます。

食事アレルギーの症状が多くの場合、皮膚症状(アトピー性皮膚炎など)なので、ステロイドと非ステロイド軟こうをうまく使い分けることにより、あえて厳格な食事制限をする必要はないのではという意見もあります。

「厳格な食事制限が必要な場合」とか、ご両親が食事アレルギーに興味があり治療を望まれる時は、食事アレルギーの専門医を受診する(小児科医でアレルギー科を標榜していることは関係ありません)ことを勧めます。

        きくち小児科医院 菊地 浩一

連続して4時間以上寝たことが無い(2005.4.13)


3カ月半の赤ちゃんです。身長、体重とも順調ですが、夜間の授乳間隔が2なし3時間おきで新生児のときと同じです。昼寝も30分ほどで目覚めることが多く、連続して4時間以上寝たことがないので気になります。


昼と夜の区別(睡眠と覚醒のリズム)は生後4カ月くらいまでに出来てきます。昼夜の区別ができつつあっても赤ちゃんは多くの時間寝ています。この時期の赤ちゃんの睡眠はレム睡眠(からだは休んでいるが頭は働いている、夢をみている)が大部分を占め、よく寝る子とそうでない子(何回も目覚める)がいます。

 ノンレム睡眠(寝入りばなど)は寝る環境や昼間の行動に左右されることがありますが、レム睡眠は環境より「遺伝的な関与」が大きといわれております。つまり睡眠は、環境に左右されるというより、持って生まれた「睡眠の個人差」に左右されると考えたほうがいいと思います。

 もう少しするとノンレム睡眠(寝入りばなの深い睡眠)に成長ホルモンが分泌されるようになりますし、食事のリズムの変化(昼間に離乳食を食べるようになる)が加わり、これらは睡眠パターンの発達(夜寝て昼間は起きている)を促し睡眠時間が長くなるかと思います。


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