フリーのエミュレータQEMUを使おう

仮想ディスクの準備ができたら，ゲストOSのインストールCD-ROM（またはDVD）を ドライブに入れ，次のようにしてQEMUを起動してください． これでインストーラが起動し，ゲストOSをインストールできます．

$ qemu -m 256 -boot d -cdrom /dev/cdrom -hda hda.img

QEMU上のビデオカードなどの仮想デバイスは下の表のとおりです． なお，ゲストOSによっては-no-kqemuオプションを付けてkqemuを無効にしないと 安定しない場合があります．

・表 QEMUの仮想デバイス
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ビデオカード       | Cirrus CLGD 5446 PCI
ネットワークカード | NE2000 PCI
サウンドカード     | Sound Blaster 16（※注）
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  ※注 サウンドを使用するには-enable-audioオプションが必要

筆者が実際にQEMU上にゲストOSとしてインストールし，動作を確認したものの一部を 以下に紹介します．NE2000のドライバがない関係でSolarisのネットワークが 動作しないことを除き，ビデオ・ネットワーク・サウンドとも良好に動作しています． また，SolarisのJDSや，FreeBSDのKDEもしっかり立ち上がることが確認できました．

・図 QEMUで起動したWindows 95（-no-kqemu）

・図 QEMUで起動したSolaris 10（kqemu使用）

・図 QEMUで起動したFreeBSD 5.3-RELEASE（kqemu使用）