MISSION IMPOSSIBLE(File.262626 サガ好きさんなカノンに・・・)

 

『オマケ、お前達はいつになったら仲直りするのじゃ。』

俺はまた呼び出されて、じーさんに言われた。
ったく、今回は仕事の話じゃなくて、じーさんの暇つぶしの相手か?だったら、もっと楽しい話にしてほしいもんだ。←ほうほう、サガの痴態話がよいか?
双子座の聖衣がどうやったら手に入るかとか、どうやったら教皇になれるかとか、どうやったらじーさんが死ぬかとか・・・。←どれもこれも無理な話じゃのぅ

『たった二人の兄弟なのだから、もっと仲良くせねばいかんぞ。』

ジーさんは大王椅子の肘掛にひじを乗せてほお杖をつきながら言った。

なんかやる気なさそうだな。やっぱり今回はジーさんの暇つぶしの相手か。だったらムウでもヤってろ、ジジィ。←余のかわゆいムウは童虎に監禁されておるのじゃ。可哀想にのぅ
俺は老人の相手をしているほど暇人じゃないのだ!←嘘をつくでない
この分だと、またサガカノンだのカノンサガだの言い始めかねないと思った俺は、老眼で現実が見え難くなっているご老人に真実を教えてやることにした。

『俺は兄が大嫌いです。どれくらい嫌いかというと、殺したても足りないくらい大嫌いです。因みに、馬鹿な兄も俺のことが嫌いなので、一生仲直りは無理です。』

俺はもうろくした耳にも聞こえるようにはっきりとデカイ声で、どれだけ俺が兄貴のことを嫌いか、1時間くらい語ってやった。

だいたい、今までの仕事で兄貴に関わる調査の報告書をみて、分からないのか?←わからんのぅ
俺がまじで兄貴のことが大嫌いかっていうことを、いやっていうほど書いてると思うんだが。←嫌よ嫌よも好きのうちじゃ
まじで兄貴は存在自体が俺にとって邪魔っていうか、双子座は二人もいらない。
だいたいあの極悪人で大罪人の兄貴が生き返ったことがそもそもおかしいのだ。←女神の大いなる慈悲である。お前もしかりじゃ
とっととあの世に帰れ、くたばりぞこない!

報告:俺は兄貴が大嫌いで、兄貴も俺のことが大嫌いです。マジで殺っちゃっていいですか?←返り討ちにあうだけじゃ

 


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