MISSION IMPOSSIBLE(File NO.555555  教祖誕生)

 

俺が処女宮の庭で昼寝をしていると、またまたじーさんに呼び出された。←サガの監視はどうした?

『サガのおまけよ。そろそろムウが乙女にちょっかいを出す時期じゃのぅ。調べてまいれ』

は?
ムウがシャカにちょっとかいを出す時期ってなんだよ!そんなもん時期とかあるのか!←あるのじゃ
もしかしてムウの発情期!?・・・・・・ならじーさんがほうっておかないよな。

俺は仕方なく白羊宮に行った。ちょうど腹も減ったしな。←白羊宮は食堂ではない
途中で処女宮を覗いてみたが、ムウはいなかった。その代わり、濃い弟子二人がベコベコとシャカに祈っていた。

白羊宮は俺の狙いどおり昼飯時だった!
今日の飯は魚のフライだ。マジで美味いっ!!

『そういえば、シャカはもう諦めたのか?』

俺は聞いてみた。
ムウの目が麻呂眉みたいになった。

『別に諦めてはいませんよ。今は放置プレイ中です』

それって何もしてないってことじゃないのかよ。
ということで、調査終了。シャカは放置プレイ中。

飯を食った後に俺が教皇の間に報告に行こうとしたら、ムウがデザートを出してきた。

『貴方が私とシャカのことを気にするなんて、一体どういう風の吹き回しですか?正直に答えればデザートを食べさせてあげます』

馬鹿!俺はこれでもプロだ!←なんのプロじゃ。サガのプロか?
調査内容をおめおめと調査対象に話わけないだろうが。

『別に。じーさんが、さっき気にしてたからな』

俺は調査とばれないように教えてやった。デザートうまいっ!←丸分かりではないか、馬鹿者!

『なるほど。ということはシオンさま公認ということですね。仕方ありませんね』←そういうリクエストがきたのじゃ

ムウが立ち上がって、白羊宮を出て行った。
俺はもちろん追いかけて、どこ行くのかと聞いた。

『これからシャカをおちょくりにいくのです』

やれやれとかいいながら、ムウは超嬉しそうに邪悪に笑った。キモイ。←ムウはかわゆい

処女宮、ていうか庭にはやっぱり濃い弟子(アラゴ?とシュバ?だっけ)がいた。←アゴラとシヴァ
しかも他にも濃いのがいっぱい増えていた。全員シャカみたいな片乳を出して、階段とか庭とかを掃除していた。←弟子であろう

ムウの言う所の放置プレイ中のシャカは、いつものように変な台座の上で居眠りしていた。

『カノン、頼みがあります』

ムウが言ったが、俺はただじゃ働かない。

『上手くいったら毎日おやつはプリンです』

『俺はそんなことで喜ぶほどガキじゃない』

『アイスクリームとホイップクリームもつけましょう』

もう一声!俺が黙ってると、ムウがため息をついた。

『クッキーものせます』

ムウがどうしても手伝って欲しいというので、俺は仕方なく手伝ってやることにした。ったく、シャカを襲うのに一人でできねぇのかよ。←食べ物に釣られるでない
ムウが、階段にいる弟子たちを庭に集めてくれと、どうしてもと俺にぺこぺこ頭をさげるので、階段を掃除しているやつらを庭に集めた。

もともと庭を掃除していた奴をいれると、多分20人くらい。←多すぎじゃ
やっぱりつらは、猫の一輝とか、ウサギの一輝とか、蟻の一輝とかの世話もしているのか?。

片ほうの乳だした弟子達がドヨドヨしはじめた。
俺はドヨドヨしはじめた濃い連中に囲まれた。
俺はムウに頼まれただけだから、知らん!

ていうか、こいつら全員シャカと同じ匂いがする。カレーとなんかの匂い。
シャカ40人くらいに囲まれた気分だ、まじでくさいっ!

いつもの濃い二人組み(アドラとシュバ?)が代表で俺に文句を言ってきた。←アゴラとシヴァ

『サガさま、一体どういうことですか。我らの修行を邪魔しないでいただきたい!』

俺はとりあえず兄貴と俺の見分けもつかないシャカ弟子(大)アドラ?をぶん殴っておいた。シャカの弟子だから、真贋の見分けもつかないのもしゃーないか。←無闇に暴力をふるうな

『おやめなさい!』

あっ、この声は。
処女宮のへんな鉄っぽい扉からムウが出てきた。やっとおでましか。

もしかして俺が弟子を集めている間、シャカとやってきたのか?
それにしても早いな。ムウってもしかして、早漏!?←そのようなことはない

ムウが来ると、弟子達がまたドヨドヨとなって、ムウにかけよった。なんか奴らは、俺が勝手に奴らを集めたとか言ってやがる。

俺はムウに頼まれたんだって!

『皆のもの、静まりなさい』

ムウがいつものすかした顔で前に出てきた。
やっぱりもう一発済みなのか?←ほうほう

『この私をどなたと心得る!』

は?牡羊座のムウだろう。もしくは妖怪教皇の弟子、麻呂中だ。←無礼者
しかも自分で『どなた』って言葉遣いおかしいだろう。

『控えぃ!控えおろう!!このインモウが目に入らぬかっ!』

ドォォォォン!とムウが出したのは、ていうかつまんでたのは、金色のチリ毛だった。

俺は思い出した。そういえば、よくじいさん達が、女神から送られてくる、いかがわしいチャンバラビデオをみていたのに、こんな奴だあった。←水戸黄門じゃ。いかがわしくなどない

もしかしてそのまねか?
いったいその行動になんの意味があるんだ、ムウ。

『はっ、そのインモウはもしや!!』

とかシュバが言い始めてるし。←シヴァ
ここは映画村か?

『このインモウこそ、正真正銘、牡羊座シャカのインモウ。このインモウを持つこの私は、シャカ教の教祖であるぞ!』←乙女座じゃ、大馬鹿者。適当に書くでない

教祖?
インモウ=教祖?

俺はマジで驚いた、いきなりシャカ臭い弟子達が地に額を擦り付けたのだ。
おいおい、お前らもビデオの見すぎですかい?

ムウのインモウごっこ大成功だった。

『私はムウ。おシャカさまより選ばれし教祖。その証拠にこの美しいインモウを見よ』

ムウはつまんだ金色のチリ毛をヒラヒラさせながら、へへぇってする弟子に言うと、やつらは益々へへぇぇとなった。
インモウパワー恐るべし。

ていうか、ムウの奴どうやってシャカの陰毛を手にいれたんだ。やっぱり一回ヤってきたのか?
しかしシャカの抵抗する小宇宙とか感じなかったよな。
もしかしてシャカはムウの言いなりなのか?
ムウシャカラブラブですか?←ほうほう

ホモキモイっ。お前達は顔だけは女っぽいんだから、顔だけで乳繰り合ってろ!
つか女になって出直してきてくれ!←男だからよいのじゃ
そしたら俺も混ざってやる!

『ではお前達に、おシャカさまのありがたい啓示を伝えよう』

ムウが言うと、へへぇぇと、さらに弟子達が地面にグリグリ頭をこすり付けた。
ムウはすごい楽しそうだったが、俺も楽しかった。
こいつら馬鹿すぎ。←馬鹿じゃのう

『おシャカさまはお前達の世話にうんざりしておられる』

また弟子達がドヨって顔をあげたが、シャカのチリ毛を見て慌てて頭をぐりぐりした。

『おシャカさまは一人になりたいとおっしゃれておる。お前達は、インドに戻り、さらなる修行と功徳をつむようにとの達しだ。早々にこの処女宮から立ち去りなさい』

『しかしおシャカさまのお世話はいったい!?』

濃い弟子の小さいのが言った。

『おシャカさまのお世話はこの私と、ここにいるカノンがやります。いえ、むしろこの私とカノンに世話をしてもらいたいと、おシャカさまはおっしゃってます。皆には、もっと有意義な修行に励むようにとの、おシャカさまの慈悲なのです。さぁ、はやく処女宮から立ち去りなさい』

は?なんだって??
この俺様がシャカの世話?無理にきまってんじゃん。兄貴の面倒見るので手一杯だっての。←サガの面倒もみておらぬではないか

ていうか、そんなんで立ち去るほどシャカの弟子も馬鹿じゃないし。

馬鹿でした!

シャカもそうとうの単純馬鹿だと思っていたが、やっぱり弟子も単純馬鹿だった。

奴らは本当に処女宮から出て行った。
陰毛効果すごい!

俺も黒い兄貴の陰毛引き毟って、アフロディーテ率いる黒兄貴教の教祖になろうかと、ちょっと思った。←その前にお前の陰毛が引き毟られるであろうな


Next