俺の仕事1 (カノンの兄弟観察日記)

 

7月18日(月) 晴 気温:暑い

 俺は今朝早くに教皇に呼び出された。昨日は夜遊びをしていたので、起きるのが辛かった。教皇は俺に、「サガが最近また、鬱らしく、問題を起こさないように、その行動を逐一報告せよ。」とのことだった。これが聖域での俺の新しい仕事らしかった。めんどくせー。
取りあえず、明日から始める事としよう。
あー、まじで面倒くせー。んなもん、アイオロスにでもやらせとけ。

 

7月19日(火) 晴 気温:昨日よりちょっと暑い 

 今日は、暑い。海底神殿の涼しさが懐かしい・・・・・。
昨日も結局、デスマスク達と飲みに行ってしまった。酒の誘惑には勝てない。
昼ごろ起きると、兄貴はもうすでに出かけていて、記録をとる事ができなかった。残念。
サガが戻ってくるまで、寝て待つ事にした。

 

7月20日(水) 晴 気温:今日はちょっと湿気が多いかも。

 結局、昨日は俺が起きた時には、兄貴は既に帰宅して寝てしまっていた。
俺は、昼間に寝過ぎてしまったので、深夜の散歩に出かけた。
深夜の散歩に夢中になってしまい、夜が明けてしまった。
帰ったら、兄貴はもう出かけていた。
俺はそのまま寝た。

 

7月24日(日) くもり 気温:蒸し暑い

 すっかり仕事をするのを忘れていた。恨み日記を書くのは得意だが、こういうことは苦手だ。
そういえば、この一週間、兄貴と顔をあわせてない。まっ、それは良くある事だ。
教皇への報告は、兄貴の日記の写しでも持っていけばいいや。と、思ったが、バレてスニオン岬に閉じ込められるのは嫌なので、それは辞める事にした。
しかし、兄貴は毎日毎日まめに日記を書いているようだった。カミュと交換日記でもすれば、根暗同志でなにかが芽生えるかも。

明日は、教皇に報告する日だが、取りあえず、このまま教皇に提出してみよう。

 

貴様、全然観察、ではない、監視していないではないか!きちんと仕事をしないと、スニオン岬に幽閉するぞ!!。
ただし、水瓶との交換日記は面白そうなので、今回は大目に見てやろう。
引き続きサガを監視するように。

教皇シオン


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