ギリシア旅行記

3月11日(火)ミケーネ・エピダウロス1日ツアー

<アテネ〜コリントス運河へ>

6時半起床。はやい!!
しかし妹は寝坊した為またしても放置。
星矢の髪型にするために時間がかかるらしい。
平日の早朝となるとレストランにはほとんど客がなく、またしても一人でもりもりと朝食をとったのでした。
今日はツアーです。
ホテルのロビーで7:05に待っているようにいわれていたのですが、案の定迎えにきません!うろたえているとJTBの現地ガイドさんが「7:05集合なの?7:30にくるわね!(笑)」と教えてくれました。さすが現地人……よくわかっていらっしゃる。
しかし小心者なのでそれでもうろたえまくり。15分待ってもこなかったら電話するように言われていたので、やっぱり電話しようかなぁと思っていると、7:25分頃にようやくきました。
JTBの方、有難うございました!このときばかりは、やっぱりJTBのツアーでいきたかったと思ったのでした。
ようやく迎えに来たと思ったら、バスは更にグルグル市内を回り、いろいろなホテルでバスをチョイス。ホテルマニアなので寄ったホテルを車窓からじっくり観察していたのですが、噂どおりアテネのホテルはランクが低いというか、古いホテルが多かったです。
シンタグマ広場のアマリアホテルでバスをのりかえ、8:00過ぎにようやく出発……。
7:05集合だからコミケ並に早起きしたのに、否!、前日すごーーく早く寝たのに!!HなTVもみないでぇぇぇ!こんなことなら、最初からアマリアホテルに8:00集合にしてくれよ〜〜〜〜!

ツアーは30人ほどで、英語ツアーでした。かなりいいツアーのようでバスは凄く綺麗でトイレつきだし、お客さんも金持ちそう。そして日本の学生さん4人組もいました。
ホテルから集合場所まで案内してくれたガイドさんは背の高いにーちゃんだったのですが、ツアーのガイドさんは細くて小柄な可愛いおねーさんでした。ショートカット具合と、ちょっとおとなしめ雰囲気が私たち姉妹の心を鷲づかみ!「リアちゃんだ〜〜〜!リアを女の子にしたかんじだ!」と勝手にリアちゃんと命名したのでした。

バスはオモニア広場をぬけ、一路コリントスへ。
が、早速渋滞ですよ、渋滞。混みすぎです!しかも不運なことに丁度エンジンの真上に座ってしまったらしく、座席がブルブル揺れるんです(号泣)マッサージチェア−に座っている気分ですよ……。
前日歩きまくっていたせいか、今日も妹はバスの中で寝てました。寝るのは日本に帰ってからでもできるぞ、妹よ……。
もちろんツアーなので、ガイドさんが説明してくれるのですが、全部英語です。しかし、リアちゃんの英語はゆっくりなので、ヘタレNomiでもなんとか右と左くらいはわかりました。というよりそのくらいしかわからなかったといったほうが正しい。方向がわかればそっちを向けばいいだけのことだ。

市内の建築中のビル。
こんなか細い鉄筋なのか……住みたくねぇ
アテネ郊外までくると
ようやくギリシアらしい白い壁の建物が増えてきました。でも渋滞中。

渋滞を抜けて高速道路に乗り、しばらくすると、左側に海が見えました。
左に海!右にオリーブ畑!これぞギリシア〜〜〜〜〜〜!!
天気は曇りで風も強かったのですが、海は綺麗で穏やかです!
そして巨大な湾内はタンカーだらけ!!

 タンカー タンカー タンカー//
 〜〜〜〜     〜〜〜  //   YYY
   タンカー  タンカー  //  オリーブ
     〜〜〜     //  YY  YY
      タンカー  //オリーブ   オリーブ
  〜〜  〜〜 //  YY  YYY  YYY
          // オリーブ オリーブ オリーブ

戦争前だからかもしれませんが、大型タンカーがとにかく多い!
なんでギリシアで海運業が儲かるのか謎だったのですが、これだけ湾が広く海が穏やかなら、タンカーが停泊しやすいのですね。なるほど、ソロ家の豪邸がスニオン岬に建つ訳だ!!

左はタンカーだらけ! 右はオリーブだらけ!

高速道路をおりるとすぐにコリントス運河に到着。ドライブインにバスは止まり、勝手に運河を見て来いとの事。ドライブインから運河までは徒歩30秒ほど。つまり隣にあるわけです。
すげぇぇぇぇ!垂直にすぱっと掘られた運河に目が点になりました。そういえば、運河見るのはじめてかも。

コリンティアコス湾とサロニコス湾を繋ぐ運河

曇っていたにもかかわらず、運河の向こうには両方の湾が見えました。しかし、幅が狭い!こんなに狭いのでは屋形船(笑)くらいしか通れないのでは?と思ったのですが、ドライブインでコリントス運河を渡る大型客船の絵葉書が売ってました。
コリントスに運河を作ろうというのは、なんでも有史以来の試みだったのらしいですが、結局ここに運河を作ったのがフランス人だったというのが笑えます。

さて、前にも書きましたが、外国は土産に困ります。が、ギリシア……まるで日本のような品揃えの良さですよ!ローマより上かも!!ドライブインにも沢山お土産が売られているのです!!そして、ジュースやお菓子なども売られているのですが、高い……(−−#)こういうところまで日本に似てなくていいのに……。クッキー2ユーロ、缶コーラー1.5ユーロって一体……。1本200円のコーラーってどんな味がするんだろうな〜〜〜〜。
特筆すべきは手洗いが非常に綺麗だったことです。今まで日本の手洗いが世界で一番綺麗だと思っていたのですが、ギリシアの方が上でした。

<ミケーネ遺跡>

ミケーネ遺跡を目指し、バスは山間部へ。低い山の裾野に広がるのは、オレンジ畑、タバコ畑、オリーブ畑。どこまでいってもこの三種類しかないのです!何故だ!何故なんだ!野菜は何所で作ってるんじゃ〜〜〜?!と疑問に思いながらぼーっと車窓を眺めていると、畑のど真ん中に廃墟があるではありませんか!
あ、あれかミケーネ遺跡??
あまりの僻地っぷりに、ツアーにしてよかったと思いました。

写真中央左よりの茶色い部分が遺跡

見事なまでの廃墟
1876年にドイツ人のシュリーマンによって発見された遺跡ですが、ある日なーーーんもない山奥に外人がやってきて、ここにミケーネがあるっていったらある!と土を掘り始めたのでしょうから、地元民はさぞや驚いたことでしょう。
シュリーマンといえば、大昔に世界史の試験でシューリマンと書いて×つけられた、じゃなくて、トロイの遺跡を発見した人です。
子供の頃に読んだトロイの木馬の話を信じ、トロイア戦争は本当にあったんじゃ〜〜〜!と馬鹿の信念岩をも通してトロイの遺跡を発掘した偉大な人です。
財産を全部遺跡発掘に使ったというのだから、昔の男のロマンってすごい!そしてその財力も凄い!。ミケーネの山奥ッぷりを見て、つくづくそう思ったのでした。

ミケーネ遺跡の麻呂犬バスを降りてミケーネ遺跡へ。
南だから暖かいだろうと思っていたのですが、風が強い上小雨まで振ってるし、とにかく寒い!

入り口でチケットをもらうと、敷地内に野良犬ではなく飼い犬がいるではありませんか!
しかも麻呂眉だ……( ̄ー ̄)
しかし、ツアーなので麻呂犬と遊んでいる時間はなく、リアちゃんのあとについていきました。

それにしても見事なまでに廃墟です。残っているのは獅子の門くらい。あまりの瓦礫っぷりに呆然としていたのですが、

瓦礫+山+崖=崩壊した聖域

と、素晴らしい妄想力で瓦礫を見てニヤニヤと喜んでいたのでした。
「ぅわ〜〜聖域の廃墟ってこんなかんじ?」
「後ろに山!下に崖!目の前に廃墟!聖域っぽ〜〜〜い!」
と、まさか自分達がここまで瓦礫萌えだとは思いませんでした。それほどまでの萌えっぷりです。


説明するリアちゃん。喋り方も可愛かった

獅子の門 首はなし

門の裏側

どこからどうみても瓦礫の山……

しかし、山+崖+廃墟=聖域(笑)

黄金のマスクがみつかった円形墳墓からの眺め。あっちもいきたい〜〜〜!

遺跡の後ろから雑兵が出てきそうだよな〜〜!と妄想は尽きず
円形墳墓以外、遺跡の中は入りたい放題!

ミケーネ遺跡の放置っぷりも半端ではありません。
……(^^;)

ここ一応世界遺産なんですけど……。

発見された当時の状態にしてあるとのことですが、単に手入れするのがめんどくさいだけと見た!。ロープが張ってあるのは黄金のマスクが発見された円形墳墓だけなのです。きちんと石畳になっているのは参道だけで、上のほうはまさに瓦礫。ご老人のツアー客は上るのが大変そうでした。
丘の頂上には宮殿跡という名の瓦礫があり、山!崖!廃墟!と絶好の萌え萌えポイントです。ペガサスファンタジーを鼻歌で歌いながら、山を見ては「教皇の間のある山ってあのくらい高いのかな〜?」、谷を見ては「十二宮の崖ってこんなかんじ?」瓦礫を見ては「聖域にもこういう廃墟沢山ありそうじゃない?!」とトロイア戦争のことなどこれっぽっちも想わなかったのでした。

さすがにツアーなので赤いシャツの人の写真が撮れません。というより、寒くて半袖は無理!。そのうえ集合時間が決まっています。
まだまだ全然萌えたりないのに、あっという間に集合15分前です。しかし、素通りしてしまった入り口の方の遺跡がどーーしても気になる私は、トイレに行くという妹を放置し、カメラを構え、どどどどど〜〜〜と遺跡へ駆け下り、ひたすら写真をとりまくりました。そして入り口へもどると、妹は麻呂犬と戯れていました。遺跡見ろってーの。

ミケーネの春。桜もどき梅もどきが沢山咲いていました。またしても逆光ですみません(^^;;

入り口付近の遺跡:アイギストスの墓の入り口。中は入れませんでした。

入り口で図録を買い、バスへ。集合時間には遅れませんでしたが、私たちが最後でした。
みんなあまりの廃墟っぷりに呆然?(笑)
バスは来た道を5分ほど戻り、アトレルスの宝物庫へ。共通チケットなので、先ほどもらったチケットをチェックされました。
混んでたので写真は撮らなかったのですが、↑写真の同じ作りの入り口です。こちらは中に入ることが出来、中はひんやりとした円錐状のお墓でした。ピラミッドを髣髴とさせる素晴らしい技術です。
そして、暗くて狭い!
「聖域の宝物庫もこういうタイプのあるのかな?!宝物庫に監禁どうよ?!声が響いていいかんじーーー!」と、またしてもミケーネとはまったく関係ないことを妹と耳打ちしてニヤニヤ笑っていたのでした。
ここは通称アガメムノンの墓だそーで……、あのアガメムノンなのですが……

聖闘士星矢>>>>>>>イリアス、オデュッセイア

なのでした(爆)

 

<ナフプリオンで昼食を>

次の交通手段を探す必要のないツアーはやはり楽です!
バスは南下しナフプリオンを目指します。んが、途中右手に遺跡が!なんじゃありゃ!
あわててガイドブックを調べるとティリンスの遺跡のようです。
車窓から見ただけではありますが、ここは見事なまでの放置ッぷりにくわえ、客もいない(爆)ガイドブックにも7行しかでていません。

が、

ここも世界遺産なのです……。

 

素通りしちゃってゴメンナ!次回は絶対来るからな!!とあまりにも可哀想な遺跡に思わず同情してしまいました(爆)

ツアーは昼食つきなので、ナフプリオンの手前にあるアマリアホテルで昼食をとりました。リゾートホテルのような雰囲気で、とても綺麗なホテルでした。

ツアーの昼食:サラダ、ムサカのミートなしみたいなチーズ料理、牛肉の水煮、超甘いケーキ
別注文:オレンジジュース×2

ツアーの食事は食べられたものじゃないとネットに書いてあったのですが、チーズ料理はすごく美味しかったです、そして量が多い!これを全部食べちゃったら次のが食べられないは〜〜と思って残したら、次にでてきた牛肉料理はただの水煮でした。味がまったくない上に、肉もぱっさぱさ。塩かけて何とか食べたのですが、ほとんど残しました。くそう、チーズの方もっと食べておけばよかった!デザートにケーキが出たのですが、でかい、甘い、まずいの三拍子そろってました。

飲み物は別料金なので、支払しようとしたところ

オレンジジュース×2=7ユーロ(945円)

という伝票を渡され、驚愕する貧乏姉妹!
これは何かの間違いだと、レシートを凝視すること5分。間違いではありませんでした。メニュー見て頼まなかったんですよ(^^;;)
ひえぇぇぇぇ高いよぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!
消費税が10%かかるんですよ!10%!!
おのれブッシュ!おのれコイズミ!おのれ日本経済!!
1ユーロ135円の脅威はまだまだ続くのでした。

食後、バスで10分ほど走り、ナフプリオンの港で記念撮影。
丘の上に城壁が見えるのですが、長い階段があるのです!!

長い階段=十二宮

遠くに見える階段に(注:城壁ではない)大喜びの馬鹿日本人。お前等そんなに階段が珍しいのか?!とうくらいの喜びよう。

城壁の右下あたりに注目
そして次にとった行動は、海に目掛けて線路を跨ぎダッシュ!
海の潮位を調べに行ったのです。だって、今日もビュービュー風が吹いているのに、全然波がないんですよ!こんな風なら日本は大波じゃぁぁぁ!
しかも、線路が海のすぐ側にあるのです。しかも低い場所に。

線路と海が近すぎる証拠写真

やはりスニオン岬で溺れるには大型台風がたて続けに三つくらいこないと無理ではないのだろうか?
しかし、ギリシアに台風ってくるのだろうか、いや、こねーだろ(笑)

と、カノンホラ吹き説の証拠をまた一つ見つけたのでした。

ギリシアの気候に詳しい方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。


ナフプリオンの街中。昼だから静かなのか?シーズンオフだから?

 

<エピダウロス遺跡>

世界遺産のネコ山と畑の間を南下し、エピダウロスへ。車窓から見えるのは松松松松オレンジオレンジオレンジオレンジ松松オリーブオリーブオリーブと、とてものどかな風景。
どのくらいのどかかというと、じーちゃんが畑の真中で昼寝してるんです!畑の中でですよ!!生シェスタ(笑)をはじめて目の当たりにし、なんだか衝撃的でした。

エピダウロスに到着。こちらの入り口ではネコが出迎えてくれました。野良かな??
廃墟度はミケーネの方がずっと上ですが、こちらも世界遺産。
松の森の中を2、3分歩くと古代円形劇場に到着。
でかい!!でかいぞぉぉぉぉ!しかも瓦礫じゃない!!!


あまりにもでかくて写真に撮りきれない!すばらしい大きさですよ!
まさに星矢とカシオスが闘ってそうだ!!!←劇場だってーの。
現在も夏になるとここで古代劇が上演されてるそうですが、是非星矢のミュージカルもやってください。もちろんスマ○プ主演で(笑)
マリア・カラスもここで公演したそうで、ってーか、こんな山奥まで来たのか……(笑)

音響の素晴らしさを確かめるということで、リアちゃんの指示に従い観客席に登ります。当然一番上まで!!

で、劇場の中心でコインを落とすと、その音が聞こえるというのです。
私は小さい音を聞き取るのが苦手なのですが、聞こえるんですよ!石の上にコインを落とす音が!!一番上に座ったのに!!
すげぇや古代ギリシア人!昔の人は凄かった!

「やっぱりツアーじゃ赤い人の写真はとれないね〜」と言っていた妹ですが、いきなり「私は脱ぐよ!これは撮るしかない!!」とコートを脱ぎ始めました。一番上に座った人はあまりいなかったので、ほとんど下を向いてるわけです。見てるのはリアちゃんくらい?。
なので、脱ぎました(爆)

しかし、ゆっくり写真とってる時間はないので、光速で数枚とって終了。
そして、どうやったらエピダウロスにクロスボックスを持ち込めるかを必死に検討したのでした。
結果、無理!(笑)

リアちゃんの後についてゆき、エピダウロスの博物館へ。
アスクレピオスの神殿後から発掘された彫刻が展示されており、キトン姿のおねーさんがいっぱい!!ツアーなので見学時間が少ないですから、とりあえず全部写真に収めておけと、ひたすら写真を取り捲る怪しい日本人。だって、本当に素敵なドレープなんですよ!!彫刻の事は良くわかりませんが、服飾が素晴らしい!!!
というわけで、以下自己満足の俺様コレクションです。

腰のくびれが見えているのがいい!
多分アスクレピオス
胸がないので男性の儀式用?。
かなりローマのトガに近い。
甲冑萌え〜〜〜
健康の女神ヒュギエイア。
アスクレピオスの娘
アテナ像。左肩にメディウサがついている。
やっぱり蛇か……
ヒマティオンを巻きつけていると思われる。
 
正面 キトンの布はかなり薄め。
・……もしやスケスケ?
横。後ろのドレープがよい  


ずらっと並んでいる為、後ろが見れない〜〜(T□T)

左はアテナ像

写真を撮り、図録を買ってあっという間に集合時間です。エピダウロスには劇場以外にも廃墟遺跡がたくさんあり、風呂場跡があるのです!風呂場ですよ風呂場!風呂場の大きさがしりたーーーい!
しかし、バスに乗り遅れて自力で帰るのは嫌なので、後ろ髪を引かれつつ戻ると、まだ出発まで10分ほどありました。駐車場の隣に廃墟遺跡があるんですよ!ぅおおおお〜〜みてぇぇぇぇ!
リアちゃんにそこの遺跡を見てきていいか?ときいたら、8分で帰ってこい!と言われたので、カメラをかまえってダッシュ!!!
柵越しに廃墟の写真を撮りながら、短い見学時間に涙したのでした。

ギリシア式浴場跡 もっと近寄りたい〜〜〜(T□T)

山と畑の間をつっぱしり、バスはアテネへ。
が、途中トイレ休憩かと思ったら、お土産ショップではありませんか。
こんなところに30分も止まるなら、もっと遺跡みせろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
ツアーの何が嫌いかって、こういうのが嫌いです。
まぁせっかくなので何か変わったものはないかと探してみたのですが、アテネ市内で売られているものと大差ありませんでした。
暇なので店の外に出てみると、なんと子山羊がいるではありませんかぁぁぁ。山羊の写真とって大喜びですよ!

山羊>>>>>>>>>土産


カリアテッドの時計。火時計なら買ったんですが(笑)

帰りは海側の道を通ったのですが、左に山、右に海。そして山には松松松松松松松杉杉松松と、ここは伊豆か箱根かってくらい景色が日本にそっくりなのです!。
ドイツもフランスもスイスも、どこへ行ってもヨーロッパだった!が、ギリシアってどうしてこんなに日本に似ているんだろうか……

再びコリントス運河で手洗い休憩。もう一回運河をみてこようと、ひとりでしつこく写真を撮りに行きました。
夕方になり曇ってた空も少し晴れてくると、夕日がエーゲ海を朱色に染めてとても綺麗だったのですが、サロニコス湾には更にタンカーが増えていて、ロマンチックとは言いがたかったです。

コリントスからアテネまでは来た道を戻るのですこし居眠りをしていると、バスの中が突然騒がしくなりました。何と左の車窓に巨大なオバサンの張りぼてが!!
カーニバルの山車だそうで、あの山車がギリシアのどこかで活躍していたのかと思うと、外人のセンスの理解に苦しみ首を傾げてしまうのでした。

不肖Nomi、寝ててもカメラをはなしませんでした!(笑)

アテネ市内に戻ると早速渋滞で、ホテルについたのは7時ごろでした。
ツアーって本当に楽だ〜〜〜〜〜〜!しかし見学時間が余りにも短いので、なんだか不完全燃焼気味です。

今日もまたプラカにご飯を食べに行って〜なんて思っていたら、妹が騒ぎ始めました。
どうやら掃除のおばちゃんにコンタクトレンズのケースを捨てられてしまったようなのです。まぁ、小さいものだし、中途半端に汚く洗面所使ってりゃ仕方ないねぇと思ったのですが(究極散らかしてると、掃除不可能と判断されタオルの交換しかしてもらえない(笑))、妹は超必死!。私はコンタクトレンズを使っていないので、その必死具合が分かりません。ケースなんかなくったって死にはしないだろう、ってくらいの感覚でしかないのです。
それがいけなかった!
もともと激しく意思の疎通のない姉妹なので、これが大元で大喧嘩どころか超喧嘩がはじまるとは、このとき予想できませんでした。

日本語しか喋れない私はまったく役に立たないので、妹はフロントに行ってスタッフ呼んで来て、いろいろなんだかやってました。で、結局見つからず、ホテルの近所の薬局を教えてもらい買いに行ったのですが、売ってない!眼鏡屋にも売ってないのですよ。
ギリシア人ってコンタクトレンズしないの????

で、私の心無い喋り方が落ち込んでいる妹の逆鱗に触れたようで(注:私はウルトラスーパーグレート冷たい無神経な姉です。改める気もない)、パルテノン神殿の麓で大喧嘩(爆)。妹はホテルに帰り、私は一人でタクシーの運ちゃんに教えてもらったショッピング街のエルムー通りへ観光しに行ったのでした。

エルムー通りはネオンがとても綺麗で、若者向けのファッション中心としたお店が並んでいました。渋谷と表参道を足して4で割ったかんじでしょうか(何故なら道幅が狭い)
しかし、時間はもう8時半なので、ほとんどのお店が閉まっており、薬局も閉まってました。
そのかわり、道には露天があふれており、スカーフやアクセサリーを売ってました。
しかし、日本の方が安そうだ(笑)

一人でレストランに入るのは何なので、ファーストフードでも買ってホテルに戻ろうと、シンタグマ広場のマックの隣のサンドウイッチ屋に入りました。
英語はできませんが、図々しさと逞しさは半端じゃないので、レジで「さっきあのおねーさんに注文したの!!」ってことを手振り身振りで全力アピール。だってギリシア語でメニューかいてあるから読めないんだもん!!(号泣)。そしたらそのおねーさんが気付いてくれて、「そいつが頼んだのはこれだ!」と無事ゲット。
フランスパンの巨大なサンドウィッチを小脇に抱えてホテルに戻ったのでした。

ホテルでは既に妹が寝てました。
荷物まとめて日本に帰っていないので、究極怒ってるわけではないと勝手に判断。
ご飯食べて風呂入ってTV見て、明日は移動なので荷物をまとめて寝たのでした。


おまけ:アテネのアダルトショップ


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