ギリシア旅行記

3月12日(水)メテオラ2日ツアー

<デルフィーへ>

6時起床はやぁぁぁぁぁい!
ホテルから自宅に電話したのですが、留守電の為つながらず。
(フロントで請求された電話料は2ユーロ。高い!!!)
今日はホテル異動なのでフロントに荷物を預けて朝食へ。
そして今日も7:10に迎えがくるのでダッシュで朝食食べたのですが、案の定今日も15分遅れてきました。
ギリシア人、時間にルーズすぎ!
昨日と同様アテネ市内のホテルをぐるぐるまわり、バスを乗り換え。
昨日は白人率が高かったですが、今日は白人率半分くらい?

私たちが参加したのはメテオラ1泊ツアーなのですが、デルフィーで乗り換えるため、デルフィー1日ツアーの人と同じバスに乗るのです。
昨日お会いした日本人4人組もいたんですが、今日は他にも日本人4人組の男の子達がいました。
ふっ、男4人でギリシアかよ、寒い奴等め。姉妹でギリシアに来ている寒い私たちといい勝負だな!
さて、この1泊ツアー、この男4人組が終始ポイントになりますのでメモっておいてください(笑)

今日もリアちゃんならいいな〜〜なんて思っていたら、今日のガイドはおばちゃんでした。うむ、残念。
このおばちゃん、なかなかすごい英語の発音で、4人組のにーちゃんたちは「すげぇ無茶苦茶な発音!」とゲラゲラ笑い、とにかくうるさい、うるさい、うるさい。
バスは北を目指して出発するもすぐ渋滞。私は望遠レンズを磨きながら日本の自動車メーカーの写真をとったりしていたのですが、にいちゃんたちが真後ろに座ってるため、でっかい話し声が嫌でも耳に入ってくるのです。
「おお!羊だ!羊だ!」
「羊がそんなに珍しいのかよ?」
「ろっとおぶメーメー!」
「なんだよそれ!!」
と、なんだかおかしな話ばっかりしていて、最近の若い男の子ってこうなんだ〜と、感心しながらも笑いをこらえるのに必死でした。どうやら大学の卒業旅行らしいのですが・・・。
そうそう、羊といえば、南の羊は顔が黒かったですが、北の羊は白かったです。

渋滞を抜けると、周囲は畑だらけ!南はオリーブとオレエンジだらけでしたが、北は野菜畑ばかりです。
低い山に囲まれた狭い平地に畑・・・やっぱり日本にそっくりなんですが!?

ドライブインで手洗い休憩後、バスは畑をの中を突っ切り、山の谷間へと入っていきました。
春だけに山は緑で覆われ、そのうち右手に湖が見えてきて、とてもよい景色です。森と〜泉に〜〜か〜こ〜〜〜まれて〜〜〜♪なかんじで、神話の世界を簡単に妄想できそうなのです。

が、

それは一瞬でした。
山の谷間を抜け、デルフィーのある西のほうにバスが進路を変えると、周囲の山々は頂上には何と雪が積もっており、糸杉と松があっちこっちにボンボン生えていて、なんだか日本の春スキーに来たかんじなのです……。
ああ、スイスにも似ています。が、山の低さは日本なのです。
スイスと日本を足して2で割るとこんなかんじ?
今年は大雪だったらしいのですが、それにしてもどうしてこんなに日本ににてるんじゃぁぁぁぁぁぁ。

デルフィー到着前にバスはもう一度ドライブインにより、今度は30分くらい休憩があったので、おやつを購入。でっかいドーナツみたいなお菓子なのですが、なんだかおいしそうです。
ドライブインはお土産も充実しており、なぜかサムライソードも売ってました……。地域と関係ないものまで売ってるのっも日本と似ていますね。

バスはパルナッソス山の麓の山道をうねうね登っていくのですが、道が細くてとにかく怖い(^^;;)
なかなか急な斜面なのに、バスの運ちゃんはすばらしいスピードでぶっとばしてくれます。
気分は日本のスキーバスなのですが、突然バスがスピードを落としたと思いきや、目の前に素敵な光景が広がりました。

絵に描いたようなヨーロッパの田舎町が山の斜面にあるんですよ。しかも時計塔がある!!
妹に写真を撮れ!とカメラを渡した瞬間、後ろの座席から

「おおお!時計塔だ!」
「火ついてるか?」
「消えてる!城戸沙織死んだ!」

という男の子たちの会話が聞こえてきて、思わず吹き出してしまいました。
やっぱりギリシアといえば聖闘士星矢なんでしょうか。知名度の高さに嬉しいやら可笑しいやらで、思わず妹は時計塔の写真撮りそこねたそうです。
沙織さんは死んでないから!と突っ込みを入れたくなったのですが、それでは怪しい客になってしまうので、妹と目を合わせてニヤニヤしていたのでした。

程なくバスはデルフィーへ到着。メテオラへ行く人はここでバスを乗り換えなので、バスの中で待機するように言われました。(バスの外では私たちのスーツケースを違うバスに詰め替えています)
しかし、私たちはデルフィーも見学したいので、どうしたらいいかをガイドのおばちゃんに相談しに言ったら、なんと兄ちゃん4人組が私たちのあとについてきたのです。何しに来た兄ちゃん?話きいてなかったのか?

 

<走れデルフィー!>

おばちゃんの指示に従い、一旦バスに戻り、デルフィー入り口より300mくらい上のホテルへ到着。ここで食事をするか、自力でデルフィーを観光するかなのですが、

現在の時刻11:40
バスの出発時間13:20

ぜーーんぜん見学している時間がないではありませんか。
てなわけで、走りました(爆)
が、どこから入場していいのかよくわからず、いきあたりばったり派の私は見えた建物に侵入。
ここで妹がまたいい加減な私にマジ切れして口も利いてくれません(爆)

建物は改装中のデルフィーの博物館でした。改装中でも見学可能で、そのかわり入場料はタダ。ここのメインといえば、青銅の御者像ですよ!服飾史の教科書に絶対登場する超有名な像なのです!!。
運良く改装中でも見学することができたのですが、修学旅行生に囲まれて、近寄ることができません(><)
しかし、どーーしてもどーーーーしてもよく見学したいので、生徒が引くまで待って、またしても像の後ろをなめるように見てきたのでした。

青銅の御者像。ちなみにイタリア男です 後ろはこんなかんじ。実に美しいプリーツです アポロン像

さて、肝心の遺跡ですが、やはり行き方がわかりません。が、この辺にあるのは遺跡だけのはずですから、人が歩いているほうへ歩いていけばつくと思うのです。

なんていい加減なんでしょう!←快適ビフォーアフター調で

またまた妹が怒り出し、しかし喧嘩している暇もないので、お互いあっさり無視。そして無視したまま1本道を突き進んでいくと、やっぱり入り口がありました。
ほれみたことか!と勝ち誇る私♪

デルフィーの細い一本道。梅もどきが沢山咲いていました。

デルフィーの遺跡は縦に上に長く、これまたびっくりするほど混んでいました。
入り口に入ったらとりあえず上へ上へと登っていけばいいのですが、当然そんなことなど知る由もありませんから、パンフをみてお互い勝手に首を傾げていました。
今日はとっても天気がよく、とにかく暑い!しかもデルフィーは山の中腹に掘られた遺跡なので、ひたすら登りなのです。
ああ、真夏にきたら焼け死にそう(^^;;)


見よ!この人の山を!!


やっぱりデルフィーも廃墟


アポロン神殿あと


遺跡を見下ろし、気分はシオンさま♪


遺跡が崖の中腹にある様子。(一眼レフ撮影)


一番上にある競技場。

劇場の上まで登ってくると、遺跡全体が見下ろせシオンさまの気分です。背後には切り立った崖があり、自然から威圧されているような感じもうけます。
デルフィーはご存知のとおり、神託を受ける場所なのですが、本当に神の声が聞こえてきそうな雰囲気なのです。
しかし遺跡自体が小さいので、

デルフィー+ゼウス神殿+アクロポリスの丘+エピダウロス遺跡=聖域

だと思いました。

雰囲気的にはここが一番星矢ワールドっぽいので、絶対訪れるべきですよ、奥さん!!
映画第1作目の沙織さんがはりつけられていた北海道の山奥にあるギリシア遺跡(爆)はまさにデルフィーです。

古代のギリシア人はここが地球の中心だと考えていたらしいのですが、いくらなんでも大げさだ(笑)

一番上にある競技場まで登ったのはいいのですが、帰りの下り坂でコケました。私のギリシア初転びはデルフィーでした、うむ……。
時間がなくてアテナの聖域のほうまではいけなかったのですが、望遠レンズをもってきていたので、レンズをつけかえ撮影しました。


アテナの聖域。次回は絶対行くぞ!!

1時近くなっていたので、遺跡の入り口で図録を買い、集合場所のホテルの前まで戻りました。
ホテルの下には見晴台があって、コリンティアコス湾が見えました。
デルフィーは見れば見るほど聖域っぽく、断崖絶壁に細い道があって、
「なんか、ロドリオ村のおっちゃんがロバひいて歩いてそうだよね〜」
と、星矢ネタの話になると突然仲良くなる現金な姉妹。
遺跡ではあまりにも人が多すぎて赤い人記念撮影どころではなかったので、ここでようやく赤い人写真。

 

が、そのとき

ごごごごごごごっごーーーーー!

と戦闘機が2機、上空を飛んでいき、
「やっぱり戦争が近いからかな〜」などと、
ふと現実に戻ってきちんと日本に帰れるかどうかを心配してみたのでした。
しかし、ギリシアから帰れなかったら聖闘士になる、だとか、イタリアに渡ってイタリアに住む!とかアホなことしか話していなかったんですけどね。


デルフィーの村

デルフィー→メテオラはは先ほど荷物をつめかえた小さ目の観光バスで移動です。
しかし、本当にこれがそのバスかは、ぜーんぜん自信がありません。
デルフィーで感動しまくってすっかり記憶とんでます。
バスの前で待機しているガイドのおばちゃんが「ジーオーツアー?」と話し掛けてきたので、ツアーチケットを見せると、やはりこのバスでOKとのこと。
バスの中には先ほど一緒だったインド人の家族連れやうるさい日本人4人組もいました。

定刻どおりバスは出発。またひたすら山の中を走っていきます。
デルフィーにつく前に買った昼食兼おやつを食べながら、ガイドのおばちゃんの話を聞いていたのですが、フランス語と英語をはなしているのです!なので、へっぽこNomiにはどこが肝心な部分かさっぱりわかりませんでした。
が、とーっても重要なところはガイドのおばちゃん自ら体を運んで説明しにきてくれました。
帰りのホテルの名前を聞いているので答えたのですが、男の子4人組は、おばちゃんの話が理解できていない様子……。
おいおい、大丈夫か大学生?おばちゃんに説明してくれと目で訴えられたので教えてあげたのですが、先ほど発音がどうたらこうたら言ってた割には、教科書英語しかわからない日本人の典型のようでした。
もっとも私の場合、昨日ツアーに参加していたから大体のことがわかっていただけなんですが。


車窓に張り付く赤い人


世界の車窓から〜デルフィー


世界の車窓から〜デルフィーから1時間くらいの山奥


世界の車窓から〜ラミアの盆地

<恐怖!ぎゅうひの罠!!>

外の景色はとてもよく、車窓から写真をとりまくりました。
山道を抜け、ラミアに到着。ここで30分ほどトイレ休憩です。

ドライブインは広く、ちゃんとした食事もできるのですが、先ほどでっかいドーナツもどきを食べてしまったので、そんなに空腹ではありません。が、このドライブイン、なぜかケーキなどのお菓子類がたくさん売っているのです!!
しかし、どーも外国のケーキは不味いという先入観があるので食べる気がしません。
お菓子のショーケースを見て歩いていると、なんとぎゅうひがあるではありませんか!
あんみつに入ってるあれですよ、あれ!どうみてもぎゅうひなのです。
妹がどうして食べたいというので、カラフルなぎゅうひを1色ずつ売ってもらいました。
が、この不自然な発色……いやぁな予感がします。見た目はぎゅうひそっくりだけど……。
思い切って口の中にほおりこむと

わーにゃ噛んだ瞬間吐きました

くさぁぁぁぁぁぁぁいい!!!!くさぃ!くさい!くさい!!!
不味いどころの騒ぎじゃない!!!
これは食べちゃいけない物だよ!!

私は我慢して一気に飲み込んだんですが、くさいんです、とにかく半端じゃなくさい!!
このにおいは……

サンポールだ……(T▽T)

マーマ、ギリシアでサンポール食べちゃったよ……(号泣)
だから外国お菓子は……。一生記憶に残る不味さですよ、これは。ぎゅうひに要注意です!!


このドライブインに注意!


すごく甘そう〜〜〜。ムウさま大喜び?


これが問題のぎゅうひ(左はし)。ちなみに量り売り。


食い残されたぎゅうひサンポール

ラミアの盆地を走り抜け、一つ山を越えると、またしてもだだっ広い盆地へ出ました。
まっすぐな道に、両側は全部畑です。もう日は傾きかけているというのに、ぜーーぜんメテオラが見えてきません。
一体メテオラはどこにあるんじゃ〜〜?と思いつつ、これも取材と、居眠りしないようにがんばって起きていたのですが、わーにゃは寝てました。


世界の車窓から〜再び山越え


世界の車窓から〜この先にメテオラがあるはずなのですが……

<ツアーもいいね in イコン工房>

メテオラのメの字も見えていないのにバスが止まったので、トイレ休憩か?と思い、ガイドのおばちゃんのあとにくっついていきました。実はさっきから手洗いにいきたかったのでナイスタイミングです。トイレにとびこみすっきりしていると、フロアーに同じバスのお客さんがひとりもいないではありませんか。
みんなどこ〜〜?と思ってうろうろしていると、何と正教のお坊さんがイコンを描いているのです!!!
先日、NHKでアトス特集をみたばかりだったのでイコンの生執筆に滅茶苦茶感動しました!!
ぅお〜〜〜すげぇぇぇと見ていると、妹がドタドタやてってきて、
[お姉さん何やってんの!こっちこっち!」
と手招きするのでお坊さんのいるフロアーの裏手に回ると、何とそこはイコンの工房でした。
イコンの木枠や、キャンバスが製造されているのです。
英語の説明だったので、細かいことまでは良く分からなかったのですが、製作道具や加工される前のキャンバスをじっくり見ることが出来てとても楽しかったです。
個人旅行できていたら絶対寄ることのなかった場所だけに、ツアーもいいなと思いました。

さて、お坊さんがイコンを描いていたギャラリーではイコンを販売していました。
安いものでも100ユーロと、かなーり高価なものばかりです。
色々な形のイコンがあるのだな〜と見学していると、妹がいきなり
「イコン欲しい!!!買う!」
と言い出しやがりました。
ちょっとまて!
それは京都に来た外人が寺に感激して仏壇屋で仏様を買っていくのと一緒だぞ!!!
実は妹は趣味の関係で前々から正教に興味があったらしく、本気で欲しいと言っているのです。
イコンはお土産や芸術品と違うわけですから、安易に買うものではないと私は思うのですが、妹は私の想像以上に真剣だったので、止めるのは1回だけにして、あとはどれがいいか一緒に選んだのでした。
そして本当にイコンを購入。(支払いはカード)
なんとお坊さんがイコンの裏にサインをしてくれるのですが、名前も書いてくれるというのです。
しかも日本語で!!
イコンはすべて模写で製作されるだけあって、お坊さんは妹が日本語で書いた名前を、見事模写したのでした。
妹が模写した名前に感動していると、同じツアー客のフランス人のねぇちゃんが
「ははは!貴方は裏を飾るの?」と渾身のギャグをかましてくれました。
さすがフランス人、ギャグが黒い。
ちなみのこのイコン工房の受付に、ご自由にどうぞとぎゅうひが置いてあったのですが、怖くて食べませんでした。

イコン製作中 イコンの裏にサイン中


ギャラリーの様子。上の写真もすべて許可済みです

<カランバカの愉快な人々>

イコン工房から30分ほど走ると、ようやく奇岩が見えてきました!!メテオラですよメテオラ〜〜〜〜!!!
スターヒル、っそれ♪スターヒル♪
バスはメテオラのふもとの村、カランバカの入り口で止まりました。今日の宿泊ホテルはデイバニです。
今朝まで泊まっていたディバニ・パレス・アクロポリスと同じ会社のホテルで、カランバカで唯一の4星ホテルなのですが、工事中……。
しかも、中に入ってみると、スキー場の古いホテル……。

ギリシアのホテルには何も期待しないことにしました。あはは〜〜。

一応夕飯の時間はマリソルでもらったツアー案内に書いてあったのですが、ガイドのおばちゃんに確認をとりました。もちろん妹が。
夕飯まで1時間あるので、とりあえず部屋に移動。
部屋は……でした。
が、重要なポイントとして景色があります。
ベランダを空けようとしたのですが、どうも鍵が見たことないタイプでさっぱりあけ方が分かりません。悪戦苦闘すること15分。
ベランダからは夕日に染まる奇岩とその上に立つ修道院が見えるではありませんか〜〜〜〜!
部屋はショボイが景色は最高でした。
他のベランダからも「おおおお!」と歓声が上がり、隣の部屋のお客さんと顔を見合わせて「びゅーていふる〜〜(^▽^)b」とヘボイ英語を交わしたのでした。


ベランダからは建物が邪魔してうまく写真が取れなかったのでカメラを持って早速外へ散策に出かけました。
ですが、数枚写真を撮っているうちに日が沈んでしまい、これ以上は難しそうだったのでカランバカの街へ出かけることにしました。2、3分歩くとすぐにお土産屋が沢山並んでおり、一番手前の店に入ってみると、じーちゃんが20%OFFと書いた紙を見せながら、妹の袖をつかむではありませんか!!
しかも、これはどうだ?これはどうだ?と色々すすめてくるのです!!
シーズンオフだけあって、観光客がとてもすくないでしょうか?
なんかあまりの必死具合に、これならかなり値切れそうな予感がしました、ふふふ。
またくるから〜とじーちゃんをふりきりホテルへ戻りました。

部屋でTVを見ていると、コンコンと部屋のドアがなったので開けてみたところ、例の男の子達でした。

「あの〜、下に行ったら夕飯なかったんですが、夕飯の時間知ってますか?」

おい!!!大丈夫かお前等!?ガイドの話きいていなかったのか?!
食事の時間のほかにも荷物の搬出方法も知りませんでした。よくこんなんで個人旅行できるな!?と思っていたら、何と彼等はHISのツアーだそうで……HISからは食事の時間などの案内がなかったそうです。さすがHISだな……。

夕飯は昨日のツアーの昼食と似たような感じでした。
前菜にムサカもどき。これは美味かった!!ので、全部たいらげる。
メインの肉は、やっぱり不味かったです。
そしてデザートのケーキがゲロアマで、しかし食べられる範囲ではあるので全部食べました……。
食事中、なぜか私たちあてに電話がかかってきました。
海外でこちらから電話することはあっても、かかってくることは滅多にないので、まさか実家でなんかあったか!?と思ったら、マリソルツアーズからでした。
妹が電話に出たのですが

「土曜日は12時からシンタグマ広場で反戦デモがあり、火炎瓶が飛び交うから早めに空港にいくように」

とのことなのです!!
反戦デモで火炎瓶!?
超見てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ←やめろ
アリタリアが不安で飛行機を1本早くしたので午前中に空港に向かう予定だったので、特に日程変更をする必要はなかったのですが、怖いものみたさでやっぱり火炎瓶見てみたかったです。←やめろ
やっぱりアラブに一番近いヨーロッパだけあって、過激ですねぇ……。

 

夕食後、

値切る気まんまんでお土産屋さんへ。買うものはもう決まっています!!27cmの女神像とニケ像です。
これとこれ買うからまけろ!!と電卓たたいて値段交渉中なのに、じーちゃんの息子がレジでもう女神像を包んでいるではありませんか(笑)
結局いいところまでまけてもらい購入。うふふふ、アテネで買うより結構得したかも。
他にもメテオラの日本語図録とかを購入したのですが、じーちゃんはこれもどうだこれもどうだ!とがんがんすすめてきたのでした。
他のお店も見てみようとうろうろしていると、やはりどの店も商売熱心で、すぐに声をかけてきます。
で、極めつけがブティックです!
店の前につるしてある商品を見て顔を上げると、妹が中の店員と目があったらしく、その瞬間、

店員のおねーさんが超さわやかな笑顔で走って飛び出してきました!!!

いやー、ぶったまげました。買わずに退散しましたけどね(^^;;)
カランバカの人は面白い人ばかりでした。

ホテルに戻り、日本からもってきたエアークッションに女神像とニケを包みスーツケースにしまいました。ふふふ、クッションはこのために持ってきたといっても過言ではないです。
(お店でもエアクッションに包んでくれます)
ツアーなので寝坊は出来ませんから、荷物をまとめて風呂に入ってさくっと寝たのでした。
なにせカランバカはど田舎過ぎて遊びに行くばしょがないのです。


27cmの女神像


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