Vine Linux 1.1 のインストール

山森丈範 YAMAMORI Takenori ●yamamori

Xconfigurator の攻略   Xconfigurator のフローチャート

○マウスの選択

CD-ROMからのファイルのインストールが終わるとマウスの設定画面になります.

●図14
mouse-probe.gif

たいていのマウスは,図14のように検出されると思います.

●図15
mouse-2button.gif

次の「マウスの設定」画面では,多くの場合PS/2マウスでしょうから, 「一般のマウス(PS/2)」(図15)か「一般の3ボタンマウス(PS/2)」(図16省略) を選ぶことになると思います.

2ボタンマウスの場合は3ボタンをエミュレートするようにしておきましょう.


○Xサーバの設定開始

Xサーバの設定部分は,画面の流れがやや複雑になります. この部分を乗り越えればほぼインストールは完了ですので, 特製フローチャート を参考に画面を進めてください.

●図17
x11-probe-card.gif

たいていの場合は,最初に「PCI機器の検出」(図17)という画面で ビデオカードが自動検出されるはずです.

検出されなかった場合は 図18 の画面になりますので,自分のビデオカードに相当するものを選んでください.

すると,選択したXサーバが 図19 のようにインストールされます.

○モニタの選択

次にモニタの選択になります. メニューの中から自分の使っているものを探しましょう. もしメニューになければ近いものを, そして実際よりやや低めのスペックのものを選ぶといいでしょう. また,メニューの最初のほうにある “Generic Multi Sync Monitor”(3種類)の中から選んでもいいと思います.

○解像度の設定

その次は解像度の設定などが行われます.ここでXサーバによって多少, 現れる画面が変わります.Mach64などのXサーバではすぐに 図20 の画面になり,選択項目が少なくてすむようです.

●図21
x11-probe-success.gif

図21で「デフォルトの使用」にするか,図22 で好きなビデオモードを選んでください.

○Xの起動テスト

図23 では,「了解」を選んでXを起動しましょう.

●図24
x11-see.gif

しばらくして図24が見えれば成功です. この画面の「はい」を10秒以内にマウスでクリックします (ここで,インストール中にはじめてマウスを使うことになります).

●図25
x11-xdm.gif

うまく行けば,次は,ブート時に自動的に Xを立ち上げる(xdmを使う)かどうかの選択になります(図25). 筆者は,「いいえ」を選んで,自動的には Xを立ち上げないようにすることをお勧めします.

ブート時にxdmのログイン画面が出たほうが見栄えがよいのですが, Xが何らかのトラブルを起こした場合とか,あるいは X自体をいろいろとカスタマイズしたい場合,やはり,いったんは login: のプロンプトからコマンドラインでログインし,startx などでXを立ち上げる方式のほうが柔軟性があります. なお,インストール後にxdm を使うように変更することもできます
(コラム「インストール後に xdm を使う方法」参照).

ここまででXの設定も終わりました.インストール完了まであと少しです.

特製フローチャート も合わせて御覧下さい。

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このページは、技術評論社 Linux×BSD HYPER PRESS Vol.1夏号、『Linuxのインストールとセットアップ/Vine Linux 1.1を導入しよう』 の原稿を元に、Web 用に再構成したものです。
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