PXEを使ってPCもディスクレスにしよう |
YAMAMORI Takenori ●yamamori |
ディスクレスクライアントのためのNFS rootは、 rootアクセス許可の状態でNFSエクスポートする必要があります.
ここでは例として,NFSサーバ上に作成した /diskless/freebsdというディレクトリを, ホスト名freebsdのディスクレスクライアントに対して rootアクセス許可の状態でNFSエクスポートする方法を示します.
NFSサーバの具体的な設定方法はOSによって少々異なり, FreeBSD/Linux/Solarisでは,それぞれ以下のようになります.
/etc/exportsに記述: ---- /diskless/freebsd freebsd(rw,no_root_squash) ----
/etc/exportsファイルの修正後,“exportfs -a”コマンドで設定が反映されます. システムサービスとして,nfsとnfslockを有効にしておきます.
/etc/exportsに記述: ---- /diskless/freebsd -maproot=root freebsd ----
/etc/exportsファイルの修正は, mountdにHUPシグナルを送ることにより反映されます.
初めてNFSサーバにする場合は以下のコマンドを実行します.
# /sbin/mountd -r # /sbin/nfsd -u -t -n 4
次回ブート時のため,/etc/defaults/rc.confの記述を参考にして, /etc/rc.confに以下のように記述しておきます.
/etc/rc.confに記述: ---- nfs_server_enable="YES" ----
/etc/dfs/dfstab ---- share -F nfs -o root=freebsd /diskless/freebsd ----
/etc/dfs/dfstabの修正内容は, “shareall”または“exportfs -a”コマンドの実行で反映されます.
初めてNFSサーバにする場合は “/etc/init.d/nfs.server start”を実行して,デーモンを起動します.
dfstabに有効な記述があれば, 次回ブート時には自動的にNFS関係のデーモンが起動されます.