Solaris/Linux/FreeBSDでCD-Rを焼こう

YAMAMORI Takenori ●yamamori
■コラム■「Solarisのscgドライバのインストール」

Solarisでcdrecordを使うためには,汎用SCSIドライバとして, 別途scgドライバのインストールが必要な場合があります. ただし、後述のUSCSIを使えば、scgのインストールは必要ありません。 scgドライバの入手とインストールの方法は, cdrecordREADMEをよく見れば書いてあります.

具体的には,Intel版の場合は以下の二つのファイルをダウンロードします.

  SCHILYscg.i386.tar.Z
  scg-i386-sol2.6.beta

SCHILYscg.i386.tar.Z/tmpに展開し, その中の/tmp/SCHILYscg/root/kernel/drv/scgのみを 別途ダウンロードしたscg-i386-sol2.6.beta で置き換えて,ファイル名もscgとします. あとは,/tmpディレクトリ上で,“pkgadd -d .” を実行すればOKです. scgモジュールを入れ換えているため,pkgadd の実行途中,チェックサムエラーが出ますが,無視して構いません.

デバイスドライバを追加したら,通常は“-r”オプションを付けてリブート または/usr/sbin/drvconfigを直接実行したりしますが, すでにCD-Rドライブが認識されている状態でscgpkgaddすると, /dev/scg*も作成され,すぐにscgドライバが使えるようになります. (Solaris 8 SPARC/Intel版両方で確認)


cdrecord-1.9以降では, USCSIというフォールバックSCSIトランスポートコードが追加され, scgドライバを使わなくてもcdrecordが使えるようになっています. この場合,scgドライバをpkgaddせずに, cdrecord -scanbusを実行すると, Warning: Using USCSI interface.という表示とともに CD-Rドライブが認識されて使えます.


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このページは、技術評論社 SoftwareDesign 2000年6月号、『CD-R/CD-ROM完全ガイド』の原稿を元に、Web 用に再構成したものです。
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