Vine Linux 1.1 のインストール

山森丈範 YAMAMORI Takenori ●yamamori

●linuxconfとコントロールパネル
●図39
control-panel-s.gif

Vineでは,各種システム設定用のツールとして,linuxconf やコントロールパネルなどを使います. 前述の setup もその1つです.

これらは,たとえばコントロールパネルなら WindowMakerのメニューの, 「ユーティリティ」→「管理ツール」→「コントロールパネル」から起動できます (この際,rootパスワードを聞かれます).

linuxconfも同様にメニューから起動できますが, 「ユーティリティ」→「管理ツール」→「各種設定(linuxconf)」で 起動しようとすると,kterm内のターミナルモードの linuxconf が立ち上がってしまいます.Xモードの linuxconf は,コントロールパネル(図39)の中の下から2番目のアイコン (System Configuration)から起動できるので,こちらのほうがいいでしょう.

このように,管理ツールは複数存在し,ある設定を行おうとした場合, どちらのツールを使ってもできるものもあります. 操作感やデザインがまだ不統一な感じがするのも, それぞれ開発された時期や経緯が違うためと思われます.

ところで,linuxconfをはじめて起動したときには, 図40のようなwelcome.helpというウィンドウが出ます. ここで,[Quit]を押して先に進むというのがわかりにくいかもしれません.

ちなみに,/etc/conf.linuxconf 中の“notice.10-welcome.help:という行を消せば,また出ます.

(図面の一部は、Web上では省略されています)

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このページは、技術評論社 Linux×BSD HYPER PRESS Vol.1夏号、『Linuxのインストールとセットアップ/Vine Linux 1.1を導入しよう』 の原稿を元に、Web 用に再構成したものです。
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