フリーSolarisでここまでやれる!

山森丈範 YAMAMORI Takenori ●yamamori

スタンドアロンで普通にインストールする場合

COLUMN

本文ではディスクレスマシンに ネットワークインストール する方法を紹介していますが,もちろん普通にローカル CD-ROM からインストールすることもできます.
HotJava による WebStart を行なう場合は,

    ok boot cdrom - browser

で,ブートします.openwin がまず起動され,そのウィンドウ上で言語やタイムゾーン等の 質問に答えたあと,HotJava が起動します.

なお,NVRAM の boot-device は,boot-device=disk のように,あらかじめインストール対象のディスクを指している必要があるようです. 筆者の場合,最初 boot-device=net の状態にしておいたところ,

    Switch to Solaris interactive installation
というメッセージが出て,HotJava を使わない通常のインストールに変更されてしまいました.

インストーラは,最初に自身の IP アドレス,ホスト名等を決定しようとしますが,この時,マシンが LAN に繋がっていて,ネットワーク上に RARP, bootparam, NIS などのサーバが既に設定されている場合は,インストーラが自身の IP アドレス,ホスト名,NISドメイン名等を自動的に取得するようになっているようで, この場合はホスト名などの入力を求めるウィンドウも開きません.

HotJava でのインストールでは,最初に root のパスワード設定等も行なわれます. あとは常識的に質問に答えていけば,特に難しいものはありません.

インストール中は(インストール前も)cmdtool などを開くことができますので, シェル上でインストールの様子を監視することもできます.

インストールの最終段階で,Netscape 4.05 の CD-ROM を入れるようにと要求され,CD-ROM が自動的にイジェクトされました.しかし,フリー版の Solaris 7 には,これは付いていないので SKIP を選択し,インストールを終了しました.
(Netscape は好みのバージョンを FTP して, 自分でインストールしましょう)


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このページは、技術評論社 SoftwareDesign 1999年2月号、『フリーSolarisでここまでやれる!』の原稿を元に、Web 用に再構成したものです。
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