Solaris 8 Early Access

YAMAMORI Takenori ●yamamori
●対話式インストール(Interactive Installation)

「対話式インストール」は, 「Solaris 8 SOFTWARE CD 1 of 2」(通算2枚目)の方のCD-ROMを使って ブートします.

こちらでは,OpenWindowsの起動前にlocaleの選択があり, ここで“Japanese EUC (ja)”を選べます. すると以降は,インストーラの表示が日本語になり, Free Solaris 7日本語版とほぼ同じ感覚でインストールが進められます. HotJavaはありませんが,それでも遊ぶことはできます.(以下参照)

「対話式インストール」はCD-ROM上で動作しているため, インストールがCD-ROM2枚目に移るところでリブートがあり, ここでWeb Startとほぼ同様の画面になります.

OS本体のCD-ROMのあと,“Solaris 8 Localization”のCD-ROMを入れるように 求められますが,これはSolaris 8 EAには付いていませんので 「Skip CD」を選ぶことになります. おそらく,今後出てくるSolaris 8日本語版では, ここに入れるべきCD-ROMが添付されているということなのでしょう.


■ それでもCD-ROMのみの環境でWebブラウザで遊びたい

以前,Solaris 7インストーラ上で HotJavaで遊ぶ方法を紹介したのですが, Solaris 8ではHotJavaのサポートは打ち切られてしまいました.

それでも,CD-ROMのみの環境で遊ぶため, 「インストーラ上にNetscape 4.7のパッケージをインストールする」 という,おそらく誰もやらないと思われることをやってみました.

Solaris 8のWeb StartではNetscape 4.7が使われますが, こちらはswapへの書き込みが必要なため,「CD-ROMのみの環境」とは言えません.

そこで,“CD 1 of 2”の方を使って「対話式インストール」で ブートします.OpenWindowsが立ち上がったら,以下のようにして, tmpfs上にNetscape 4.7をインストールし,環境変数を直接指定して 起動します.

  # cd /cdrom/Solaris_8/Product
  # pkgadd -d . -R /tmp -a /dev/null NSCPcom NSCPjacom
    (途中の質問は,すべて'y'と答える)
  # cd /tmp/usr/dt/appconfig/netscape/lib/locale/ja/app-defaults
  # XAPPLRESDIR=`pwd` /tmp/usr/dt/bin/netscape &

そして,このままLAN経由でインターネットにアクセスし,試しにJavaゲームを やってみました.


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このページは、技術評論社 SoftwareDesign 2000年3月号、『Solaris 8 Early Access』の原稿を元に、Web 用に再構成したものです。
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