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学習教材の訪問販売

学習教材の訪問販売は、大きく分けて3つのタイプがあります。

学習教材のみの訪問販売
家庭教師派遣+学習教材
幼児向け英語教材の訪問販売

このページでは、「学習教材のみを販売する訪問販売」について説明させていただきます。

「家庭教師派遣+学習教材」について、詳しくは、

家庭教師派遣契約と学習教材


学習教材の訪問販売  よくあるご相談
訪問販売で100万円近くもする学習教材を購入することになった。

「学校の教科書に準拠しています」「途中で教材を変更すると学習効率が悪くなりますから、小学5年生からの復習も含めて、セットで契約した方が、結果的にお徳です」「塾に通うよりも安く済みます」

などと説明され、一旦は「子供の将来のために必要なものだし」と考えて契約した。

しかし、よく考えると、量も多すぎるし、高すぎる。クレジットの分割払い手数料のことも考えると、ここまでする必要があるのか、迷いを感じる。

家族に相談したところ、「高すぎる」「必要な分をその都度買えばよい」「何年分も購入しても、使い切れない」と反対された。
よくあるご相談
ある日、自宅に電話があり、「2,980円で学力診断を受けてみませんか?学力テストと、簡単な個別指導を行っております」と勧められ、自宅に来てもらうことにした。

学力診断を受けた数日後、担当者が学力診断の結果を届けにきてくれた。

その際、「学力が平均を下回っていますね」「受験を考えるなら、急いで遅れを取り戻さないと」などと、学力不足の指摘を受けた。

「教科書に準拠した当社の教材を使えば、効果的に遅れを取り戻せます。市販の教材や問題集では、こうはいきません」

などと、教材の説明が始まった。

「遅れを取り戻せるなら」と思い、そのまま50万円近い教材を購入することとなった。


「子供の将来を考えれば、ある程度の出費は仕方ない」 と思い、一旦は納得して契約したものの、

価格が高すぎる。子供が飽きて使ってくれなくなったら、無駄になってしまう。
教材が数年分もあり、使いこなすには多すぎる。必要な分を、必要なときに購入した方がよいのではないか?
教科書準拠と説明されたが、文部科学省の学習指導要領が改訂されたら、大量に買った教材はどうなるのか?
大量の教材を、子供が飽きずに使ってくれるか自信が無い。教材を使った自宅学習だから、結局は本人のやる気次第。自発的に勉強に取り組んでくれるか心配。
「学習塾に通うよりも安く済みます」と説明されたが、それにしても高すぎる。
帰宅した夫に説明したところ、「こんなに大量の教材は必要ない」「いくらなんでも高すぎる」と反対されてしまった。

などの理由で、クーリングオフのご相談が寄せられています。

また、クーリングオフ期間が過ぎてからのご相談では、

契約から10日近く経って、学習教材が自宅に送られてきたが、幾つもの段ボール箱が届き、その量の多さに驚いてしまった。
教材の量が多すぎて、子供がうんざりしてしまい、途中でやる気を失ってしまった。自宅学習は、結局は本人のやる気次第。教材の大半は、使わないままになってしまった。

などのご相談が寄せられています。


子供の教育に関する訪問販売は、大きく分けて、下記の種類が挙げられます。

1 学習教材のみの訪問販売
2 学習教材の訪問販売と、無料の指導サービス
3 訪問販売により

学習教材 月謝制 の家庭教師派遣契約

別々の2つの契約を同時にするタイプ
4 長期間の家庭教師派遣契約と、関連商品として教材を購入するタイプ
5 家庭教師派遣のみの契約

上記表のうち、2及び3の契約については、クーリングオフ(8日間)ができる点について問題はないものの、学習教材の中途解約ができるかどうかについて、トラブルとなることがあり、注意を要します。

教材のみの訪問販売 クーリングオフ制度のみ
家庭教師派遣契約と
関連商品の購入契約
クーリングオフ制度
中途解約制度

学習教材のみの訪問販売では、中途解約制度の適用は受けられませんので、本当に必要な教材なのか、クーリングオフ期間内に慎重に判断する必要があります。

中途解約について、ご注意
学習教材のみを購入した訪問販売
特定継続的役務提供契約に該当しない場合、クーリングオフ期間を過ぎた学習教材は、中途解約制度の適用対象ではありません。
長期間の家庭教師派遣の契約と、
関連商品として教材を購入するタイプ
特定継続的役務提供契約に該当する場合、家庭教師派遣契約と、関連商品として購入した学習教材については、中途解約制度が利用できる可能性があります。詳しくは

家庭教師派遣契約と学習教材


よくある勧誘の流れ

ある日突然、自宅に電話があり、

「高校受験を控えた中学生のお子様を対象に、学力診断と、簡単な個別指導を行っております。この機会に学力診断テストを受けてみませんか?」

「学力診断テストの結果を基に、高校受験の傾向と対策について、個別指導も行っております」

などと勧められた。2,980円で学力診断テストと個別指導を受けることができるというので、試しに自宅に来てもらうことにした。
数日後、担当者の訪問を受け、子供に学力診断テストを受けさせた。また、その際、テスト代として2,980円を支払った。
テストを受けた数日後、担当者から再び電話があり、テストの結果を自宅に届けてもらうことになった。

訪問してきた担当者は、学力診断テストの結果について、いくつか説明しながら、

「他のお子様の結果と比べると、学習の習熟度に遅れがあるようです。お子様の志望高校を考えますと、急いで遅れを取り戻さないといけません」

「このテスト結果を見ると、基礎の部分について、理解が不十分なようです。基礎の遅れを挽回するには、小学校・高学年からの基礎固めが必要です」

「基礎の基礎をおろそかにした状態で、中学1年生からの復習を始めても、根本的な部分の理解があやふやでは、効果が薄いんです」

「例えば、数学や国語などは、学習の積み重ねが大切な科目ですから、小学校の基礎の基礎が理解できていなければ、体系的な理解ができないんです」

「これから遅れを取り戻すには、学校の教科書や、書店で売っている市販の教材だけでは間に合いません」

「体系的な学習のポイントを押さえた、当社独自の学習教材を使って、一気に遅れを取り戻す必要があります」

「全範囲を漫然と学習するのではなく、要領よく、ポイントを押さえて、効率的に学習することで、これまでの遅れを取り戻すことが出来るのです」

などと、特別な学習教材を購入して、効率よく勉強するよう、勧誘が始まった。


「当社の小5、小6の5教科まとめ教材と、DVD講座を利用することで、効率よく基礎固めをすることができます」

「DVD講座と教材を利用して、自宅学習を進めて下さい。わからない点があれば、電話で質問することもできます。もちろん無料です」

「基礎固めが終わったら、中学生用の完全セット教材とDVD講座を使って、一気に遅れを取り戻しましょう」

「途中でバラバラに教材を買い足しても、統一性が無く、学習の流れがわからなくなってしまいます。当社の中学生用の完全セット教材で中学生3年間分を一気に駆け抜けることで、全体が見えるようになります」

「判らない部分は電話で質問もできますから、塾に通うよりも安く、効果的に自宅学習ができます」

などと説明を受けた。

教材セットの金額がかなり高かったので、最初は契約をためらっていたが、

「大切のお子様の将来のためです」
「志望校に合格して、ご主人を喜ばせてあげましょう」
「クレジット契約を利用すれば、月々の負担も小さくて済みます」

などと熱心に勧められ、「子供の将来のためだし・・」と考え、契約することにした。

小学5年生 まとめ教材 教材とDVD
小学6年生 まとめ教材 教材とDVD
中学1年生 英数国理社 教材とDVD
中学2年生 英数国理社 教材とDVD
中学3年生 英数国理社 教材とDVD

合計5年分で、90万円近い契約、クレジット分割払い手数料を含めると、100万円を超える契約となった。
説明を受けているときは実感が湧かなかったが、冷静になってよく考えると、家族の許可を取らずに高額な契約をしたことに後悔を感じてしまった。

その日の夜、夫が帰宅してから相談したところ、「高すぎる」「こんなに大量に必要ない」と、契約を反対されてしまった。


 クーリングオフは、内容証明郵便で確実に
クーリングオフ手続は、簡単に言えば、
契約者側が、自分で証拠を確保する手続です。
証拠を確保し、トラブルから自分を護る手続です。
1 クーリングオフ期間内に
2 クーリングオフの意思表示を行った
3 証拠を確保する手続です。
明確な証拠を残すには、書面による手続、
特に  内容証明郵便 がお勧めです。
電話や口約束では、証拠は残りません。
また、  専門事務所の手続代行 により、
相手からの再説得や、トラブルを抑止します。


クーリングオフ手続は、内容証明郵便 で確実に
 
専門事務所の手続代行が クーリングオフ妨害を抑止
クーリングオフ代行費用は 10,000円 〜 17,000円 です。
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