現在はすでに kinput2-v3 が出ていますので、このページは記念品です。
この patch は kinput2 の XIM プロトコルで、X11R6.4 のアプリケーションに日本語入力を行なっている時、変換中の文字を 『Retrun キーで確定と同時に Return 入力』という動作をした場合、 あるいは、全角と半角が混ざった文字列を確定しようとした場合に、 アプリケーションがハングしてしまうというバグを回避するためのものです。
XIM プロトコルではなく kinput2 プロトコルで入力を行なっている場合には症状は出ません。
作者の石曽根さんからお送りいただいた patch
を、御本人の了承を得ましたので、ここに暫定的に公開します。
以下の patch を、lib/ctext.c に当てて下さい。
kinput2-v2-fix4, kinput2-v2-fix5-alpha1
ともに動作を確認してあります。
なお、この patch は、kinput2-v2-fix5-alpha1
をはじめ、現在の kinput2
の公式リリースにはまだ含まれていません。
この patch は、kinput2-v2-fix5-alpha3 (以降)には含まれています。
kinput2 本体の入手は
ftp://ftp.sra.co.jp/pub/x11/kinput2/ 等へ、
kinput2 関係のバグレポート等は
kinput2@sra.co.jp
へお願いします。
このバグは、Solaris 7 上に X11R6.4(fix-03) を make World し、kinput2 をインストールして日本語環境を構築しようとしていた時に見つけました。 今まで使っている X11R6.3 では問題が無かったのです。どうも、X11R6.4 の Xlib の Compound Text の扱いにバグがあるそうです。今回の patch は、X11R6.4 のバグを kinput2 側で回避するというものです。
Free Solaris 7(英語版) + X11R6.4+X_LOCALE + ちょっと裏技
という環境で、Netscape 3.04, 4.08, 4.5 に kinput2 での日本語入力 も可能になっています。