マンション経営について、ファミリーレストランで勧誘を受けた結果、
契約をすることになった。 |
担当者が連れてきた宅地建物取引主任者の人から、免許証のような物を見せられて、重要事項の説明を受けた後、契約書やその他の書類にサインをした。
契約書への記入が終わると、担当者から
「この書類は、ローンの手続のため、銀行に提出する必要があります。当社で大切に保管させていただきますので、何かあれば、いつでも私に連絡して下さい」
と言われ、契約書類は全て担当者が持ち帰った。
渡された書類は、担当者の名刺と、ローン返済のシミュレーション表、それから物件概要の書かれたチラシだけだった。 |
契約後しばらく経ってから、だんだんと契約に不安を感じ、自分でも色々と調べてみた。
インターネットで調べてみると、宅地建物取引業法で渡すことが義務付けられている「重要事項説明書」と「契約書」を渡されていないことに気が付いた。
物件のチラシには、渡された名刺とは違う会社名が書いてあり、担当者の会社が売主なのか、販売代理なのか、どうもよく判らない。
物件名はチラシに書かれているものの、部屋番号は口頭で説明されただけで、契約金額についても、「2200万円」という、おおまかな金額しか教えられていない。 |
担当者に電話をして、「契約書を受け取っていないから渡して欲しい」と申し出たが、担当者からは、
「契約関係書類は全て銀行に提出してありますので、今はまだお渡しすることができません。契約関係書類は、ローンの手続きが全て完了すれば、お渡しできると思います」
「それよりも、なぜ契約書が欲しいんですか?重要事項説明の際に、一旦書類を全てお渡しして、詳しく内容を確認していただいたはずです」
「ローンの手続に必要だから、ということで、○○さんから要請を受けて、当社が書類をお預かりしたんです。何か不安なことがあるなら、これからお会いしましょう。時間をかけてじっくりと説明させていただきます」
などと言われてしまった。 |
「コピーだけでも郵送して欲しい」と伝えても、
「書類は全て銀行に預けてありますので、今はコピーできません。それに、個人情報保護の観点からも、コピーはできません」
「ローンの手続きが終われば、すぐにお渡しできますから、安心して下さい」
「何か気になっているのなら、これから会って打ち合わせをしましょう。いくらでも質問をぶつけて下さい」
などと、はぐらかされてしまう。 |
契約書類を渡されていないので、正確な契約内容がよく判らない。売主がどの会社なのかも、自分ではよく判らない。
契約書類がほとんど手元に無いが、この状態からでも、何とか解約できないだろうか? |