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投資マンション よくある解約妨害
「まだ仮契約で、契約ではない」と説明された

ファミリーレストランで不動産会社の担当者と会い、投資用のワンルームマンションの勧誘を受けた。

自分としても、投資には興味があったので、「前向きに考えたい」と担当者に伝えた。

担当者からは、

「ありがとうございます。それでは、銀行でローンが組めるか、試しに審査にかけてみましょう。ローンの審査を受けるためには、申込書の提出が必要になりますので、今日のところは申込書を書いて下さい」

「あくまで形だけのものです。仮契約のようなもので、正式な契約ではありません。正式な契約は、審査が通ってからになります」

「次回お会いする日までに、住民票と印鑑登録カード、それから源泉徴収票や確定申告書の写しを用意しておいて下さい」

などと説明され、幾つかの書類にサインをさせられた。

サインをした書類については、「銀行に提出しますので、当社で保管させていただきます」 とのことで、本人控えは渡してもらえなかった。

渡されたのは、担当者の名刺と、物件の概略の書かれたチラシと、ローン返済のシミュレーション表だけだった。
契約をした認識が無かったので、最初のうちは軽く考えていたが、相手の会社名をインターネットで調べてみたところ、評判が芳しくなく、次第に不安を感じるようになった。

担当者からは、「毎月の家賃収入でローンを払えばよい」「負担は月に数千円程度しかない」と説明されていたが、もし空き室が発生すれば、家賃収入は無くなるので、その間、自分の負担でローンを払う必要がある。

20年後、あるいは30年後、古くなったワンルームマンションに、安定して入居者が集まるのだろうか。家賃を下げないと入居者が集まらないのではないか?

2000万円の物件を、35年ローンを組んで購入すれば、ローンの支払総額は3000万円近くなる。35年間、無事にローンを払い続けることが出来るのか?

いろいろ考えると心配になってきた。
担当者に電話を入れ、「ローンを払っていく自信が無い」「契約はしたくない」「キャンセルしたい」と申し出た。しかし、担当者からは、

「申し込みから8日間が経過していますので、もうキャンセルはできません」

「物件は既に確保してありますし、銀行からもローンの内定が出ています。手続きもかなり進んでいますので、いまから解約すると違約金が発生します」

「少し不安になっているようですね?高額な契約ですから、不安になる気持ちも判ります。今夜そちらに伺いますので、お会いしましょう」

「今後の返済プランについて、検討してみましょう。疑問点についても、詳しく説明させていただきます」

などと、担当者から呼び出されてしまった。
申込書の本人控えを渡されていないため、何の書類にサインをさせられたのか、自分ではよく判らない。

購入申込書だったのか、仮契約の書類だったのか、それとも正式な契約書だったのか、よく覚えていない。
申し込みの際、担当者からは、「仮契約です」「まだ正式な契約ではありません」と説明されたはず。

確かに、申し込みをしてから既に8日間が経過しているが、「キャンセルできない」「解約できない」という担当者の説明には、納得がいかない。

担当者から「違約金が発生する」と言われたが、今からでも解約できないだろうか。


注意が必要な「仮契約」「仮の申し込み」




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